編集未経験の私が配属されたのは、編集一筋28年の社長の下(もと)でした

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田邉なつほ

編集者になりたくて、この春よりロースターに入社。第二新卒のため社会人は3年目。 ロースターでは、大崎社長の編集アシスタントを務めるとともに、EDiT.事業部として本サイト「EDiT.」の企画運営を担当。小説(朝井リョウ、原田マハ、伊坂幸太郎)、梅干しが大好き。

#1 「今日から僕の編集アシスタントをよろしくね!」辞令は突然に

いや〜驚きました。どうして私が社長の編集アシスタントを!? と、もらった辞令を二度見しました。

編集者になりたくてなりたくて、前の会社を辞めたのが半年前。ようやく念願叶って編集者になった私がまさか、社長の下(もと)で編集アシスタントをすることになるとは、人生わからないものです。

これから連載するのは、社長のそばで一人ワアワアなりながらも、新米編集者として学んだ、今しか書けない気づきの一幕。

一体どんな社長の下(もと)で働いているのか。もしかしたら未来の社員かもしれないあなたに、こっそり教えます。
そして「編集」とは、一体どんな仕事なのか。「編集」を志すあなたに、小さな道標を伝えられたらと思います。

目次

ほお、これが実際の社長かあ

「社長」と聞くと、どんなイメージが浮かびますか?

スーツをびしいっと着こなして、眉間と顔で圧を漏らす香川照之のような社長でしょうか。
もしくは、地を鳴らすような野太い声で「うむ」と2文字だけで答える北大路欣也のような社長でしょうか。

もしそのイメージだとしたら、私がアシスタントをさせてもらっている編集プロダクション、株式会社ロースターの大崎安芸路社長はちょっと違うかもしれません。

90年代の伝説のカルチャー誌『relax』やファッション誌『asAyan』など、数々のカルチャー誌の編集を経て、制作会社ロースターを立ち上げる。女性ファッション誌『Soup.』元編集長。てんちむ書籍『私、息してる?』やAKB48写真集『わがままガールフレンド』のディレクション、写真週刊誌『FLASH』でカメラマンとして連載を持つなど、雑誌編集者の枠を超えて活動。現在は持ち前の企画力を生かし、グルメやビジネスのコンテンツ制作にも力を入れている。

編集一筋28年。私は24歳なので、もし私が生まれたときから編集をしていたとしても、追いつけていない数字です。私が地球1日目だったときから、社長はすでに編集者としての道を歩き始めていました。

そんな大崎社長のそばにいて1ヶ月。

「へえ〜! これがリアルな社長かあ!」「なるほど、これが編集者か」と私の心が動いた瞬間がいくつかあります。

まず、大崎さん(普段から「さん」呼びです)は、植物になみなみならぬ愛情をもっています。会社に入っていなければ気づくことができなかった、大崎さんの「リアル」な一面です。

オフィスに来たときは植物用のはさみを持参して、仕事よりも先にオフィスの至るところにあるグリーンたちの様子を見て回ります。その姿は、さながら庭師のよう……

「植物っていうのは難しいな」ボソリと、そう呟いているのです。

ときどき、編集の仕事より植物のが好きなのでは? と思うことがあります。

会社にはたくさんのグリーンがありますが、植物に元気がないと、大崎さんも心なしか元気がないように見えます。植物と以心伝心かもしれません。

実はここだけの話、「すみません! 庭仕事をしていました!」と夢中になりすぎた挙句、私との待ち合わせにちょっぴり遅刻していました。

本人曰く、自宅はもはやジャングルだそうです。

なるほど、これが編集者に必要なもの

そして大崎さんは、1つ1つに「こだわり」を持っています。

ロースターのオフィスや、オフィスに置かれているインテリア。
自身が身につけるものから、自社ビル1階でロースターが運営しているカフェのマグカップに至るまで、1つ1つにそれを選んだ「こだわり」の理由があるのです。

「編集者は、なぜそれを選んだのか、どうしてそれをいいと思ったのか、伝えていくのが仕事だ。
だからこそまずは、自分がそれを話せるようにならないといけない」

大崎さんに言われて、私が初めてメモした言葉です。

読者やユーザー、顔も見たことないあなたに何かを伝えるのが編集者の仕事。

そのために鍛えるべきなのは「自分の言葉」で紡ぐこと。

「なんか良いんだよね」ではなく、伝えるための「自分の言葉」を持たなければいけないのだと教えてもらいました。

実は「編集」ってこんなところにも

さらに、大崎さんの周りにはいつもたくさんの人が集まってきます。

ロースターの社員のみなさんをはじめ、クライアント、外部パートナー、パティシエ、過去に仕事で関わりがあった人、あとはバリスタの方なんかも。

ある日の打ち合わせでは、社員の方がこう言っていました。

「大崎さんの近くにいれば誰かと繋がれるんじゃないか、ってそばにくる人もいて。大崎さんの周りって、ほんっとにいつも賑やかなんですよ」

それを聞いたとき私は、「そうか。編集者である大崎さんは “縁”も編集しているんだ」と気づいたのです。

もちろん人柄や、編集者という仕事柄の側面もあるかもしれない。だけどそれ以上に、出会った人、関わった人との繋がりを1個1個集めて、編む。編集する。

編んだ縁から繋がる、もう1つ先の縁が大崎さんの周りを賑やかにしてるのだ、と私は密かに思ったのです。

そういえば、繋がりのあるバリスタの方に「大崎さんってどんな人なんですかねえ」と聞くと、「いちばんピュアで、少年みたいな人だよ」との答えが返ってきました。

ピュアで、少年……。まだまだ知らない社長の姿。

「編集」とは一体どんな仕事なのか。「大崎さん」とは一体どんな人なのか。

その一欠片に、私はようやく触れはじめたのかもしれません。

編集・文/田邉 なつほ(Roaster) イラスト/蔵元 あかり(Roaster)

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