Webサイトのブランディング力と売上を向上させる4つのポイント

自社のWebサイトをブランディングに役立てたいと思ったとき、何を意識しながら運営すれば良いかイメージできますか?

「ブランディング」という抽象度の高い業務を行うとき、しっかりと目標を見据えて取り組まないと、思ったような結果にならないことも。

そこで本記事では、Webサイトのブランディング力と売上の両方を向上させるための大事な4つのポイントをご紹介します。

目次

ビジネスにおけるWebブランディングの役割とは?

市場ニーズに合った製品を作り、顧客育成をし、販売をする。

その利益でさらなる営業活動を行い、ブラッシュアップしていく。

そういったビジネスの一連の中で、Webブランディングはどんな役割があるのでしょうか?

「ブランディング」とは、他社と差別化して消費者に顧客体験を提供し、企業価値を高め、こちらから営業をかけずとも消費者に選ばれるようにする活動のことです。

近年はインターネットやスマートフォンなどの普及により消費者はWebに触れる時間が長くなりました。

そのため、Web上で消費者と接点を持つWebブランディングの重要性も高まっています。

Webマーケティングとの違い

マーケティングもビジネスには欠かせません。

マーケティング自体はインターネットが登場する以前からありましたが、現代ではやはりWeb上で行うWebマーケティングも重要となっています。

Webブランディング活動はWebマーケティング活動の中に含まれているため、Webマーケティング活動の方が範囲が幅広いです。

例えばWebサイト訪問者の流入チャネルを調べ行動をトラッキングしたり、エゴサーチをして企業の口コミを調べたり、広告を出稿して集客をしたりなどがWeb上におけるマーケティング活動。

ブランディングはそんなマーケティング活動の中でも、顧客体験を提供して顧客の感情に触れることに重点を置いています。

ブランディングでできること

消費者に向けて発信するならテレビや新聞などのマス広告という選択肢があります。

しかしブランドの価値を感じてもらうことは難しいです。

しっかりと価値を伝え、価値を感じてもらうためにブランディングがあります。

ブランディングでは次のようなことができるのです。

  • 顧客に感情を揺さぶるような体験を提供する
  • ブランドに思い入れのある顧客が集まるため、高い反応が期待できる
  • 顧客に評価をしてもらい、その評価に対してレスポンスできる

ブランディングは商品の設計・改善から販売、顧客育成まで、意外とカバー範囲が広いのが特徴です。

Webサイトでブランディングを行う際の4つのポイント

マス広告ではカバーできないブランディング活動は、自社のWebサイトで行うことができます。

それではWebサイトでブランディングをする際の4つのポイントを解説します。

①Webサイトの目的・ターゲットを再確認

もともとWebサイトは何のためのWebサイトでしたか?

  • 会社についてより深く知ってもらうため
  • 商品を販売するECサイトとして
  • 集客のためのLPとして
  • 求職者を集め採用を強化するため

など、Webサイトの目的が違えば、ターゲットも変わります。

Webサイトの目的とターゲットはマッチしているでしょうか?

採用強化をしたいのに、企業の商品を買いたい顧客が集まるサイトになっていては意味がありませんよね。

Webサイトのブランディングにおいて、目的・ターゲットのマッチ度は非常に重要です。

この2つにズレがあると、どちらに合わせてブランディングすればいいのかわからなくなり、失敗しやすくなります。

客観的に見てズレが生じているようであれば、ブランディングを行う前にそのズレを修正する作業が必要でしょう。

②Webデザインの重要性

企業が「消費者には、我が社や製品に対して高級なイメージを持って欲しい」と思ったとき、自ら高級なイメージを演出して広め、消費者に狙った通りのイメージを浸透させていく。それがブランディングの真髄でもあります。

Webを通してイメージを浸透させるうえで重要なのがWebデザインです。

消費者は常に広告に晒され、無意識に広告を避けるようになりました。

しかし、それでも目を留める広告があります。

その広告の特徴として次のような要素が挙げられるでしょう。

  • 目を引くような配置や色になっている
  • 消費者の気になるワードが入っている
  • 雰囲気が消費者の嗜好(好み)に合っている
  • 内容がわかりやすくスムーズに入ってくる

配置・色・ワード・嗜好・わかりやすさ。これらすべてを含んだものが「Webデザイン」です。

つまり、Webデザインは“見た目のデザイン性”だけではないということ。

これは広告だけではなく、Webサイト全体のデザインにも当てはまります。

視覚的に訴えるWebデザインだからこそ、“見た目”だけにとらわれず見る人を引き込む工夫が必要なのです。

③顧客体験を作り出す

消費者は“必要だから買う”時代から“欲しいから買う”時代になっています。

数多くの類似品が並ぶ中で、自社の製品を選んで手に取ってもらうためにブランディングが存在しています。

そしてブランディングで最も大切にしたいのが、顧客体験の創出です。

顧客に良い体験をさせ、企業に対して良い印象を持ってもらう。

そしてその体験は顧客の記憶に残り、次に商品を選ぶときの指標になります。

スターバックスの事例

顧客体験を作り出すプロといえばスターバックス。

他のコーヒーチェーン店と比べると割高な価格設定にも関わらず、都市部では連日席が埋まるほどの盛況ぶりです。

スターバックスが作り出した顧客体験は「1杯のコーヒーを通じて、ほんのわずかでも心を通わせる瞬間」というもの。

スターバックスの店内は目に優しい落ち着いた空間になっており、仕事をする人、勉強をする人、おしゃべりを楽しむ人など、思い思いの使い方をしている消費者が目立ちます。

そして店員も邪魔をすることなく、離れすぎず、程よい距離感で関わっています。

その人たちはまさにスターバックスという空間の中で“心を通わせている”わけです。

かくいう筆者も、今まさにスターバックスでこの記事を書いています。

コーヒーの価格以上に、居心地の良さを感じられるからまた足を運びたくなるのです。

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④コーポレートサイトとブランディングサイトを分けてみる

コーポレートサイトを持つのが当たり前の時代になりましたが、実はコーポレートサイトだけではブランディングは難しいという実態があります。

コーポレートサイトによく載せられているコンテンツは、企業の概要や理念、仕事内容、もしくは採用ページやニュースなど。

しかし、これだけでは顧客体験を作り出すことは難しいのです。

そこで提案したいのが、コーポレートサイトとは別にブランディングサイトを運営すること。

会社の情報を伝えるサイトと、消費者に価値を提供するサイトを分けることで、ブランディングがしやすくなるのです。

ブランディングサイトに載せるべきコンテンツ

では、ブランディングサイトにはどんなコンテンツを載せればいいのでしょうか?

まず「ブランディング」を目的とする以上、セールス色の強いコンテンツはNG。

商品を売るためのコンテンツではなく「顧客体験」や「ブランドの価値」に重点を置いたコンテンツを提供しましょう。

例えば、

  • 自社製品のユーザーにその人の活動や思いを語ってもらったインタビュー記事
  • 製品づくりのこだわりや社会貢献活動に関する記事
  • リーダーの思いや経営理念を掘り下げた記事
  • 訪問者が疑似体験をできるようなストーリーの記事

など、売り込まないコンテンツはいくらでもあります。

一度損益については置いておいて、「顧客のためには何が良いのか?」を本気で考えてみてください。

参考にできるブランディングサイトの成功事例

ブランディングサイトで成功している事例として、レッドブルのオウンドメディアが挙げられます。

レッドブル公式サイト:https://www.redbull.com/jp-ja/

スポーツ関連の企業や団体のスポンサーを務めているレッドブルは、オウンドメディアでその企業・団体・個人の活動を紹介。

自己での発信力が弱いスポーツ団体もあるため、レッドブルを通して発信することで、お互いのブランディングになりWin-Winの関係を築いています。

自社の商品を取り上げることもありますが、それ以上に発信を通して顧客体験を作り出し、ブランドの価値を高めているのです。

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