ライティングに時間がかかる人のための執筆スピードアップ7つのコツ

メールや資料作成、ブログ、SNSなど私たちは日頃から文字を書くことに慣れ親しんでいます。

しかし“何気なく書くこと”と、“誰かに何かを伝えるために書くこと”とでは、必要な時間もエネルギーもまったく違いますよね。

ブログやオウンドメディアなどの記事は、“誰かに何かを伝える”ための文章。

今回は、ライティングのスピードを上げるためのコツを解説します。

目次

Webライターは効率が大事

求人やクラウドソーシング等でも多数の募集・応募があり、会社員・フリーランス問わず活躍できるWebライターという仕事。

毎日何文字も文章を書く必要があるため、効率がとても大事になります。

とはいえ単独で作業することが多い仕事ですから、Webライターの効率性はどれくらいが平均的なのか、いまいちよくわからないもの。

まずはライティングのフローと所要時間を大まかに見ていきましょう。

ライティングの手順

記事の執筆を依頼されたらすぐに書き始めるわけではありません。

1本の記事として完成するまで、次のような手順があります。

①情報収集
②記事の構成
③執筆
④校正・校閲

実際に「書く」作業は③の部分。

場合によっては、①に戻ったり②を見直したりすることもあるでしょう。

文章を書く速度≠タイピング速度

ライティング初心者が注意したいのが、タイピング速度を上げれば文章を書く速度が上がるわけではないということ。

もちろんスムーズに記事を書くためにはタイピング速度や正確さ、漢字・カナ変換の円滑さも重要です。

ただし、それらは基本のスキルなので早い段階で取得しておく必要があります。

良い記事を書くには情報収集や取捨選択が欠かせず、情報をまとめて自分の言葉に変換するために頭を使います。

完成度を高めるには、読み返して加筆・修正も必要

その分の時間も「ライティング」に含まれます。

ずっとキーボードを叩いているわけではないのが、Webライターなのです。

5000文字のライティングにかかる時間は?

あなたは5000文字のライティングにどれくらい時間がかかりますか?

ひとことで「5000文字」といっても、さまざまな要素が絡み合うので一概に「所要時間は〇〇時間」とは言えません。

初心者なら3時間かかることも多いですが、プロのライターは1時間で完了することも。

また記事の内容が自分の得意なことであればスラスラと書けますが、よく知らない分野や専門性の高い分野なら情報収集の段階でかなりの時間を要し、数日かかるようなことも珍しくありません

ライターが1日に書ける限界文字数

1日に何本も記事を納品するライターは、納品本数分かなりの文字数を書いていることになります。

1日に書ける限界文字数も、得意分野か?下調べがどれくらい必要か?などによって変わるため一概には言えませんが、およそ10000文字を目安とするライターが多いです。

書くことに長く集中できる人や、自分のブログを好きなテーマで書いている人であれば、1日に15000文字〜20000文字を目指すことも不可能ではありません。

ただ“指定されたテーマで書く”というライターの場合、記事の本数や文字数が増えるほど脳も疲弊しますから、現実的には10000文字くらいが限界となるでしょう。

ライティングをスピードアップさせるための7つのコツ

ライティングスピードを上げるためには、書くこと自体はもちろん情報収集、構成、校閲などの付随作業も効率化する必要があります。

では、具体的にどうやってライティングを効率化させるのか7つのコツをご紹介しましょう。

メインテーマを整理する

ライティングを遅くさせる最大の原因は「何を伝えたいのかわかっていないこと」です。

そのため、最初にメインテーマを整理する必要があります。

指定されたテーマがあるのなら、そのテーマについて何を伝えたいのか?結論は何なのか?などを整理し、明確化します。

SEOライティングなどキーワードだけが指定されるのであれば、そのキーワードで検索してみると読者が知りたいこと=伝えるべき内容が見えてくるでしょう。

効率良く書くためのツールを活用

Word文書、Googleドキュメント、WordPress、メモ帳などどんな方法で執筆するにせよ、効率良く書くために効率化ツールを使ってみましょう。

執筆の効率化ツールとは、

  • 執筆集中モード
  • スペルチェッカー
  • 音声入力
  • よく使う単語や言い回しの辞書登録
  • ショートカットキー

などのこと。

特に音声入力は、意外と使い勝手が良いのでおすすめです。

一気に書き上げる

執筆に長い時間をかけたり、中断したりすると熱が冷めてしまいます。

そうなると次に集中するまでに時間がかかり、テーマの主軸がブレてしまうことも。

そこで、書き始めたら最後まで一気に書き上げるようにしましょう。

画像選定やスペルチェックは後回しとし、執筆の流れを止めないことが大切です。

スキルを磨く

ライティングに必要なスキルは、タイピングスキルだけではありません。

  • 効率的に必要な情報を抜き出す情報収集スキル
  • 集めた情報を組み立てる編集スキル
  • わかりやすく文章化するライティングスキル

日頃から情報を集める・まとめる・書くことを繰り返していくことで、これらのスキルを磨くことができます。

集中力を鍛える

常に頭を使うライティングでは、より早く書き上げるために集中力の継続も鍵となります。

スキルと同様に集中力も鍛えていきましょう。

  • 頭を使うテーマは朝の集中しやすい時間に
  • 周りの雑音をシャットアウトする
  • 時間を決めてライティングする

など、集中力を鍛える方法はいくつかあります。

ただやっぱり一番なのは、まず書き始めること。

キーボードを打っているうちに、だんだん執筆に集中できるようになりますよ。

ライティング以外の無駄を省く

ライターとして仕事をしている人は、複数の案件を抱えることがほとんど。

そのため、ライティング以外の細々とした作業や雑用に時間をかけるのをやめましょう。

例えば「今日の仕事なんだっけ?」「納品締め切りはいつだっけ?」など、仕事や期限の把握に手間取っているなら管理表を作成します。

メールがたまって返信するもの・しないものが混在しているなら、フォルダ分けをし、返信すべきものにはすぐに返信するようにします。

こうした細かい無駄を省くことで、スムーズにライティングに取りかかれるのです。

日頃から情報を吸収する

日頃からいろいろなものに興味を持ち、情報を吸収しておくことも、意外とライティングの効率化に役立ちます。

なぜなら、自分の引き出しにあらゆる情報を持っておけば情報収集の手間が省けますよね。

ライティングを通してたくさんのテーマに触れているうちに、自然と知識も増えていくもの。

それがまた別のライティングに活かせる機会もあるので、情報収集のクセをつけておいて損はありません。

「書くこと」でしかライティングスピードは上がらない

より効率化したいがゆえに、情報サイトや本ばかりを見てひたすら情報収集をする人もいます。

それだと知識は増えますが、実際のスピードは以前と変わらないままです。

ライティングをスピードアップさせたいのなら、ひたすら書くことが大事。

むしろ「書くこと」でしかライティングのスピードは上がらないのですから、コツを押さえつつ日頃から書き続けていきましょう!

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