テレワークでストレスが増加?ストレスの原因と対策を知る!

新型コロナウイルス感染症の流行をうけ、テレワークに働き方をシフトする企業が増えています。通勤時間がなく、時間を有効活用できるなどのメリットがある一方で、長期的な在宅勤務にストレスを抱える人も少なくありません。

今回は、テレワークでストレスが溜まる原因やストレス解消に有効な5つの対策、テレワークにおすすめの便利グッズなどを紹介します。ぜひ参考にしてください。

テレワークでストレスが溜まる原因とは?

株式会社月間総務が実施する全国の総務担当者を対象としたメンタルへルスケアに関する調査では「テレワークの推進によってストレスが増えたと感じますか?」の質問に対し「とても増えた」が10.6%、「やや増えた」が44.0%という回答となっています。二つの回答を合わせると54.6%となり、約半数以上の総務がテレワークによるストレスを感じていることが分かります。

また「新型コロナウイルス感染拡大以降の従業員のメンタル不調の要因はなんだと思いますか?」の質問への回答では、以下のような結果が得られました。

  • テレワークによるコミュニケーション不足・孤独感:60.0%
  • 外出しないことによる閉塞感:56.5%
  • 新型コロナウイルス感染への不安感:54.9%
  • オンとオフの切り替えの難しさ:52.5%
  • 運動不足:48.6%
  • 家族のいる場で仕事をするストレス:36.9%
  • 事業縮小や業績悪化等による経済的な不安:29.4%
  • 生活リズムの乱れ:23.1%
  • 仕事のプレッシャー増加:15.7%
  • テレワークによる労働時間の増加:13.3%
  • 新型コロナ以前と要因に変化はない:6.7%
  • その他:4.7%

「テレワークの方が従業員のメンタルケアが難しい」が7割超。半数以上の総務がテレワークの推進でストレスが増えたと実感より引用

これを見ると、ミュニケーション不足や孤独感、オンとオフの切り替えの難しさ、運動不足、家族のいる場で仕事をするストレス、生活リズムの乱れ、テレワークによる労働時間の増加など慣れないテレワークが要因となり、さまざまなストレスを抱えていることが分かります。

目次

テレワークのストレスを解消する有効な5つの対策

では、テレワークのストレスを解消するには、どのようなことに気をつければよいのでしょうか? ここでは、職場の人リモートで積極的にコミュニケーションを図る、オンとオフを区切る、テレワークに集中できる環境を作るなどテレワークのストレス解消に有効な5つの対策を詳しく解説します。

職場の人とリモートで積極的にコミュニケーションを図る

テレワークは、人と会う機会が減るため、その分孤独や不安を感じやすくなります。テレワークのストレス解消には、職場の同僚や上司とリモートで積極的にコミュニケーションを図るのがおすすめです。メールやWEB会議、電話、チャットなどを活用し、こまめにコミュニケーションを取り合うことで、孤独を感じにくくなります。

また、職場の人と友好な関係を築くのは、よりよいチームワークを作り、仕事を円滑に進めることにもつながります。

オンとオフを区切る

テレワークはオンとオフがつきにくく、だらだらと長時間仕事をしてしまうことがあります。ストレスを解消するには時間管理をしっかりと行い、効率的に働くことが大切です。具体的には、仕事が始まる前に一日のおおまかなスケジュールを立て、計画的に仕事を行うのがよいでしょう。午前と午後でタスクを区別するのもおすすめです。できるだけ勤務時間内に仕事を終えるようにし、長時間残業や休日に仕事を行うといったことがないよう注意します。オンとオフを区切ることで、仕事にメリハリがつきます。

規則正しい生活を送る

テレワークで在宅にいる時間が多くなると、どうしても生活のリズムが崩れやすくなります。夜遅くまで仕事を行い、次の日に朝寝坊をするといったことが習慣化すると、心身に不調をきたす恐れがあるため注意が必要です。毎朝同じ時間に起きる、19時までに仕事を終わらせるなど、規則正しい生活を無理なく送れるようなルールを決めるのもおすすめです。

適度な運動を心がける

通勤時間に歩いたり、取引先企業を訪問したりと職場に出勤し、営業先を回ることで、自然と身体を動かす習慣が身に付いていたこともあるでしょう。テレワークにより、身体を動かす機会が減ると運動不足に陥り、ストレスが溜まってしまいます。散歩に出かける、ラジオ体操やストレッチ、ヨガなど自宅でできる運動を行うなど、意図的に運動をする機会を設けるのがおすすめです。

テレワークに集中できる環境を作る

テレワークに集中できる環境を作ることも大切です。特に家族がいる中で仕事をするのは、話し声やテレビの雑音が耳に入ったりと集中できないことも多いでしょう。パーテーションで部屋を区切る、リラックス効果の高い椅子を活用する、スタンドでパソコンを固定するなど、快適な環境作りが必要です。

 

そして、集中できないときはベランダに出て仕事をするなど、場所を変えて気分転換を図るのもよいでしょう。

テレワークにおすすめの便利グッズ7選

テレワークを快適なものにするには、便利グッズを活用するのもおすすめです。ここからは、テレワークにおすすめの便利グッズ7つを詳しく見ていきましょう。

ワイヤレスヘッドセット

テレワークでは、社内や取引先とWEB会議をすることも多いでしょう。WEB会議は、できるだけ相手の声を聞き取りやすく、自身の音声がはっきりと伝わるようなアイテムを活用するのがおすすめです。ワイヤレスヘッドセットはマイクとスピーカーが一体型になり、会議中に移動ができる優れもの。

また、パソコンに内蔵されているマイクやスピーカーよりも音質がよいのが特徴的です。ノイズキャンセリング機能が搭載されているものを選べば、周囲の雑音を消し、クリアな音声を相手に届けることが可能になります。自身のストレスを軽減し、相手に不快感を与えないなどWEB会議を行う双方にとってメリットの多い商品です。

パソコンスタンド

長時間ノートパソコンを使用すると姿勢が悪くなりやすく、首や肩、腕への負担が大きくなってしまいます。パソコンスタンドを活用すれば、目線に合う高さや確度にノートパソコンを調整できるため、姿勢の改善につながります。また、無理のない姿勢でノートパソコンを使用すると、集中力も高められます。

パソコンの冷却機能を搭載しているものやマウス置き場があるものなど、用途に合うもの選んでいきましょう。

電子メモパッド

電子メモパッドは、ちょっとしたメモやTODOリストなどを書くのに最適です。ペーパーレスでスリムな設計のため場所を取りません。不要になったメモはボタンを押して消去し、必要なものはスマホのカメラに写真を保存すれば、メモの整理も簡単です。画面ロック機能付きや電卓と一体型になったものなど、豊富な種類の商品が販売されています。

急速USB充電器

急速USB充電器を活用すれば、ノートパソコンやスマートフォン、タブレットなどデスク周りの充電を一つにまとめることができます。急速USB充電器には4つや6つのUSBポートを搭載したもの、軽量、薄型、折りたたみ式などさまざまな商品が販売されています。デスクに一つあるだけで、テレワークが格段に快適なものへと変化する優れものの商品です。

スタンディングデスク

長時間椅子に座ってパソコンをするのは、身体への負担が大きく、肩こりや腰痛を引き起こす可能性もあります。身体への負担を軽減し、テレワークを快適にするには、スタンディングデスクの活用がおすすめです。スタンディングデスクは自由自在に天板の高さを調整できるため、目線に合った場所にパソコンを持ってくることが可能です。

集中力を高め、作業効率を上げるなどテレワークにプラスの効果をもたらしてくれること間違いなしのアイテムです。

チェアクッション

椅子に座りながらパソコン作業をするときは、チェアクッションを活用するのもよいでしょう。チェアクッションは、臀部や太ももの圧力を吸収、分散し、長時間椅子に座っても疲れにくい設計が人間工学に基づいて作られています。お尻や太ももへのフィット感もよく、持ち運びも便利。さまざまな場所で活用できる優れものです。

パーテーション

パーテーションを活用すれば、自宅にいながら集中できる環境を作ることが可能です。特に小さいお子さんがいるご家庭などは仕事に集中できない場面も多くあるでしょう。パーテーションには、折り畳み式や天井まで仕切れる突っ張り棒型、木目調タイプなどさまざまな商品があります。在宅の仕事に積極的に活用していきたい商品です。

テレワークには向き不向きがある?

 テレワークにストレスを感じる人がいる一方で、テレワークが働き方に合っているという人もいるでしょう。例えば、通勤時間が苦痛に感じる人や一人のほうが仕事に集中できるという人は、テレワークが最適な環境になることも多いといえます。反対に徒歩や電車を利用して通勤し、オフィスで上司や同僚と肩を並べて作業するほうが仕事をしやすいと感じる人もいるでしょう。このようにテレワークにストレスを感じるかどうかは、人によって大きく変わるといえます。

まとめ

テレワークの実施により、コミュニケーション不足や孤独感、家族のいる場で仕事をするストレス、生活リズムの乱れといったようなストレスを抱えることも多くなっています。テレワークのストレスを解消するには、職場の同僚や上司とリモートで積極的にコミュニケーションを図る、オンとオフを区切る、適度な運動を心がける、テレワークに集中できる環境を作るなどいくつかの有効な方法を実施するのがおすすめです。

仕事に集中でき、効率的にタスクをこなせるような環境作りを徹底し、時に気分転換を図りながら、テレワークを快適なものしていきましょう。

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