発信力を高めよう|自分の思いが周りに「伝わる」ようにするには

近頃よく聞くようになった「発信力」という言葉。「発信力がある人」「発信力を高めよう」などと言われることがありますが、そもそもこの「発信力」の定義を間違って認識している人も多いようです。

今回は「発信力」の定義を明確にしたうえで、発信力を高める方法をご紹介します。自分の考えを周りに伝えたい人はもちろん、ビジネスの基礎力を上げたい人もぜひ参考にしてみてください。

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結局、「発信力」って何のこと?

「発信力」とは読んで字のごとく、発信する力のこと。そして「発信」とは、外部に向けて送り出すことを意味します。

ですが、これだけでは「発信力」が具体的にどんな力なのか分かりにくいですよね。まずは発信力の定義をしっかり押さえておきましょう。

発信力の高さ=SNSのフォロワー数?

「発信力」と聞くと、「自分の意見を通す力」「より多くの人に自分の考えを広める力」というイメージをする人も多いです。

中には、「発信力の高さ=SNSのフォロワー数」と認識し、発信力が高い人=インフルエンサーと勘違いしている人も。

しかし、本来発信力とは数値ではかれるものではありません。フォロワー数という数字に現れることもありますが、全体を見るとそれは副次的な数字でしかないのです。

発信力とは、自己表現力

本来の発信力の意味は、「自分の考えを周囲にわかりやすく伝える力」です。

ただ一方的に押し付けるのではなく、周りの意見も聞きながら、自分の意見を伝え、しっかりと理解してもらうことが発信力です。

実は発信力は、経済産業省によって「人生100年時代の社会人基礎力」の一つに定義されています。

この図によると、「チームで働く力」の中に「発信力」があります。つまり発信力は、チームで働くために必要な能力なのです。

参考:社会人基礎力(MET/経済産業省)

発信力が必要とされる理由

「人生100年時代の社会人基礎力」の図を見てもわかる通り、チームで働くために発信力が必要とされています。

ただ、今はほとんどのコミュニケーションがデジタル化されている時代。リモートワークが広まったことで、デジタル化はさらに加速しました。

特にメールやメッセージアプリ、SNSなどによるコミュニケーションが増えており、自分の考えを文章・画像・動画等で伝えなければいけません。

そんな中で「どうすれば相手に伝わるのか?」を考えていく必要があるため、「発信力を高めよう」という動きが活発になっているのです。

発信力が高い人の特徴

あなたの周りに「発信力が高いなぁ」と感じる人はいませんか?

発信力が高い人には、次のような特徴があります。

相手に伝わりやすい言葉・手段で伝えている

発信力が高い人ほど、伝える相手によって伝達方法を工夫しています。人によって前提も違いますし、理解力の高さも違うため「どうすれば相手に伝わるのか?」を大切にしているのです。

大人に話すのと同じ要領で、5歳の子供とは話しませんよね。子供に対して話すときは、誰でも無意識のうちに簡単な言葉を選んで、声音を高くして、ゆっくりと話します。

相手に伝わりやすい言葉や手段で伝えるからこそ、物事を理解しやすくなり、「発信力が高いなぁ」と感じるのです。

堂々としている

発信力が高い人がどこか堂々として見えるのは、きちんと自分の言葉で話しているからです。

どこからか引っ張ってきた言葉や他人の言葉に頼っていると、自分の中に確信が持てないまま話すことになります。そうではなく、しっかりと自分の頭を働かせて絞り出した言葉を使っているため、自信を持って話せるのです。

また、わからないことは徹底的に調べ、理解したうえで発信するという特徴もあります。

周囲の意見も聞き入れる

自分の意見だけを主張して、他人の意見は通さない。こんな人は「発信力が高い」とは言えません。

先ほど挙げた「社会人基礎力」の中には「傾聴力」「状況把握力」も入っていますよね。高い発信力を持っている人は、総じてこうした他の能力も併せて持っていることが多いです。

周囲の意をきちんと聞き入れたうえで発信し、指摘されれば自分の間違いもきちんと認められる。そうして自分を磨いていくからこそ、傾聴力が高まり、それに引っ張られるように発信力もどんどん高まっていくのです。

行動力がある

発信した言葉を裏付けるのは、その言葉を発した人の経験値です。経験もない人の言葉よりも、経験者が発した言葉の方が重みがありますよね。

それを理解しているためか、発信力が高い人には行動力もあります。常にいろんなことを経験し、経験値として貯めておきたいと思っているから「行動しよう」と思うのです。

人を巻き込む力がある

発信力が高い人の最後の特徴として、その人の言葉の選び方であれ、雰囲気であれ、どこかしら人を巻き込んでいく要素があります。

なんだか一生懸命で、応援したくなるような人っていますよね。『ワンピース』のルフィや、『鬼滅の刃』の竈門炭治郎などがその代表です。そんな人が発する言葉には耳を傾けたくなります。

では何がそうさせているのか?と考えたら、一人ひとりに向き合う姿勢ではないでしょうか。

「自分の声に耳を傾けてくれる人の声に、耳を傾けたくなる」……そうやって、気が付けば自分が巻き込まれていくのです。

発信力の鍛え方

発信力が高い人の特徴から「どんな人になればいいのか?」というイメージがついたのではないでしょうか?

さらにここからは、発信力を鍛える方法をお伝えしましょう。

「なぜ発信したいのか?」を明確にする

目的もなく発信していたって、その思いは誰にも届きません。まずは「なぜ自分は発信したいのか?」を明確にしましょう。

  • 自分の意見をはっきりと言えるようになりたい
  • 人との意思疎通をスムーズにしたい
  • 尊敬されるような人になりたい
  • 仕事で成果を出したい
  • SNSで有名になりたい

どんな目的・理由でもいいですし、人間ですからそこにエゴやちょっとした下心があってもいいでしょう。

自分の「欲求」を最初に言語化することが、発信力を高める第一歩です。

発信する場を作る

発信する場を意識的に作りましょう。発信する場は自分で作らない限り、向こうからやってくることはありません。

特に、仕事では業務以外の会話をほとんどしない、一人暮らしが長くて会話をする相手が少ない人は要注意。気付けば「人に自分の意見を言うのが怖い」という感情を持っているかもしれません。

  • SNSを始める
  • ブログを書く
  • プロジェクトに参加する
  • 企画を提案する
  • 自分から立候補する

発信の場は、デジタルではもちろんリアルでも作れます。思い切って行動してみましょう。

受信力も鍛える

発信力に加え、受信力(傾聴力)も鍛えましょう。具体的には、Webから情報を集めたり、人から話を聞いたり、誰かの意見を聞いたりするのです。

ただ単に情報を受け取るだけではなく、他人の意見に耳を貸すことが大事。たとえ自分とは真逆の意見であっても「そういう考え方もあるんだ」と、養分にすることで成長できます。

自分自身の意見・考えを深める

自分の中にある意見や考えはそのままにせず、さらに深めてみてください。なぜなら、その意見・考えは「他人からの借り物」である可能性もあるためです。

例えば、Web記事で「女性はもっと社会進出すべきだ」という意見を見つけて、「その通りだ!」と納得したとします。しかし、“なぜ”社会進出すべきなのか、“どうして”男が働く・女は家事の世の中じゃダメなのか、その意見をはっきりと言えるでしょうか?

このように「なぜ」「どうして」と突っ込まれたとき、口ごもるようでは、自分の意見・考えは他人からの借り物でしかないということです。

自分自身の意見・考えを深めるためには、例で挙げたように「なぜ」「どうして」と自分に問いかけてみましょう。どんどん深掘りしていくことで、それが本物の「自分の意見・考え」になっていくのです。

相手を意識して話す

しっかりとした意見を持っていても、自分のことしか見えていないのでは、発信力があるとは言えません。伝える相手を意識して、相手の気持ちや立場なども考慮しながら話しましょう。

人はそれぞれ違った性格やバックグラウンドを持っており、それらが世の中の“個性”を形成しています。つまり、全員が同じ考えを持っているわけではないのです。

「女性はもっと社会進出すべきだ」という意見を、女性に言った場合と男性に言った場合では、まったく違う反応が返ってくるでしょう。この意見をしっかりと伝えるためには、女性には共感を得る伝え方が、男性には論理的な説明が必要になるのです。

指摘してもらう

他人に指摘されること=悪いことではありません。確かに指摘されればつらいこともあるでしょう。しかし、「他人からの指摘」は自分が成長するためには必要な経験なのです。

指摘されることが少ない人は、誰かに話を聞いてもらったり、自分が書いたものを読んでもらったりなど、意見をもらう機会を作ってみてください。

わかりにくいところ、理解しづらいところを指摘してもらうのに加え、他人の意見・私見を聞けるチャンスにもなります。

継続して発信する

いちばん単純なのに、いちばん難しいのが継続することです。

発信を始めたばかりの人には、最初は誰も見向きもしないかもしれません。しかし継続することで、あなたの意見に耳を貸す人がだんだん増えてくるのです。これは、実際に発信、そして継続をしてみないとわからないことですよね。

継続がつらいと感じたときには、誰かの意見・考えに対して、自分の意見をコメントしてみてください。賛成意見はもちろん、勇気があれば反対意見も伝えてみましょう。

誰かの意見に自分の意見を乗せて発信することで議論が生まれ、発信が楽しくなるはずです。

発信力を鍛えて「伝える力」から「伝わる力」へ

発信力は、ただ自分本意に意見を言う力ではなく、周りの人に「伝わるように」発信する力のこと。発信力を高めるためには、傾聴力や状況把握力も一緒に高めていく必要がありそうです。

ここで紹介した内容を試しながら、あなたの発信力を鍛えてみてください。そして「伝える力」から「伝わる力」に変えていきましょう!

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