テレワークに最適な場所とは?目的に応じた“場所”の選び方

新型コロナウイルスが猛威をふるう中、ニューノーマルな働き方として「テレワーク」や「在宅勤務」が広まりはじめています。

テレワークは自宅やカフェなど会社以外の場所で働くことですが、そろそろ自宅もカフェも飽きてきた人も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、自分の目的に応じたテレワークに最適な“場所”をご紹介します!

目次

テレワークするには意外と“場所”がない!?

会社以外の場所で仕事をするといっても、ほとんどの人は自宅で仕事をしているでしょう。

しかし、家の中では集中できない人が多数!テレビやベッドなどの誘惑に加え、家族がいれば人の気配を感じてなかなか仕事に入り込めない人も多いでしょう。

では自宅以外ならどこで仕事ができるか?と考えても、あまり思い付かないかもしれません。テレワークをするには、意外とぴったりの“場所”がないんですね。

そんな場所選びに迷っている人は、まず自分の目的に応じてピックアップしてみるのがおすすめ。とにかく集中したい時もあれば、自宅に缶詰だったからリフレッシュしたいときもあり、それぞれの目的によって最適な場所が異なります。

ここでは、

  • 集中力を高めたいとき
  • 気分転換をしたいとき
  • 会議やミーティングがあるとき

という3つの目的に応じて、おすすめのテレワーク場所をご紹介します!

集中力を高めたいときにおすすめの場所

自宅のテレワーク環境が整っていないと、何度も集中が途切れてしまいなかなか仕事が進まないもの。特に家族がいる人は、子供が「遊ぼう」とせがんできたり、パートナーが家事を頼んできたりと、作業の手を止める回数も多くなります。

ときには自宅から離れて、集中して仕事に取り組みたいですよね。そんなときにぴったりな、集中力を高められる場所をご紹介します。

コワーキングスペース

コワーキングスペースとは、事務所・会議室・個々の作業スペースなどが一体型となった共働スタイルのスペースのこと。首都圏にはもちろん、近年は地方にも続々とコワーキングスペースがオープンしているため、自宅の近くで探すと意外と見つかるかもしれません。

コワーキングスペース内は会議室以外は解放されたオープンスペースとなっているため、利用者同士の交流が生まれやすいのが特徴。ただ交流目的というよりも、黙々と仕事するために来ている人がほとんどです。

他の利用者が仕事や勉強をがんばっている様子が見え、ときどき会話する声も聞こえて、会社とどこか似た雰囲気の中で仕事ができるでしょう。

ビジネスホテル

コロナ禍の影響を受けた旅行・観光業。そこで多くのホテルが「テレワークプラン」なるものを打ち出しました。

通常、ホテルに宿泊する場合は14時〜翌10時の利用ですが、テレワークプランは8時〜18時と日中のみの利用で、宿泊はありません。(時間はホテルによって異なります)

客室にはWi-Fiもトイレもシャワーもあり、ランチはホテル内のレストランや駅構内へ。狭い部屋に1日籠もることになりますが、自宅に籠るよりも集中力が高まるはずです。

サテライトオフィス

サテライトオフィスとは、本社や本部とは別に、離れた地域に設置されたオフィスのこと。もしあなたの勤める会社がサテライトオフィスを持っているのであれば、そこまで足を伸ばしてみるのもいいかもしれません。

自宅からオフィスへと通勤する間に頭が仕事モードに切り替わっていた、という人も多いでしょう。在宅勤務だと仕事モードに切り替わらないため、時間をダラダラ過ごしてしまうこともあるはずです。

サテライトオフィスならば仕事に必要な機材や道具もそろっています。そして何より、しっかり着替えて通勤することで仕事モードに切り替われるのです。

図書館

図書館の中には学生や社会人のために、自習スペースが設けられていることがあります。大きなテーブルがあったり、板で仕切られた簡易個室があったり、さらにはWi-Fiを完備している図書館も増えてきました。

そして、図書館独特のシーンとした雰囲気はまさにテレワークにぴったり。四方を本に囲まれていれば、まるで書斎にいるかのような気持ちにもなります。仕事に必要な資料をすぐ探しに行けるのもいいですね。

気分転換をしたいときにおすすめの場所

ずっと自宅に籠っていると、息が詰まってしまうもの。特に、数ヶ月テレワークをしている人は自宅での仕事の要領が掴めてきたと同時に、少し弛んできたのではないでしょうか?

そんなときは外に出て、リフレッシュしながら仕事をしてみましょう。ここでは気分転換をしたいときにおすすめのテレワーク場所をご紹介します。

カフェ・ファミレス

テレワーク場所としてカフェやファミレスを選ぶ人も多いでしょう。カフェやファミレスは音楽がかかっていたり、他の利用者がおしゃべりをしていたりと、程よく雑音が耳に入ってきます。実はこの雑音が集中力を高めるという研究結果も出ているのです。

ただ、カフェやファミレスは集中して仕事をする場所というよりも、気分転換のための場所だと言えます。他の利用者がいる状態だと、どうしても他人が気になったり、画面を覗かれるといったセキュリティに関する不安が残ってしまうからです。

家では味わえない手の込んだ料理やコーヒーを楽しみつつ、少しずつ仕事をする。そんな使い方が一番おすすめです。

カラオケ・ネットカフェ

カラオケやネットカフェも、意外とテレワークの穴場スポット。どちらも個室になっているため、周りの目を気にせず仕事に取り組めますよ。しかもフリードリンク付き、お腹が空けば食事も注文できます。

しかも、気分転換に歌ったり、ゲームをしたり、マンガを読んだりできるのもポイント。ついつい気分転換の時間が長くならないように注意しながら利用してみてください。

本来の使い方とは違う目的でお店に入るのはちょっと……という人は、最近はテレワークプランを用意しているカラオケやネットカフェもあるため、探してみるといいでしょう。

公園

ポケットWi-Fiを持っている人に限られますが、ときには公園で仕事をしてみるのもいいかもしれません。ただし休日や夕方頃は子供が遊びに来るため、平日10時〜15時の昼間の利用がおすすめです。

公園のような解放的な場所では、人はクリエイティブ性を発揮しやすくなります。コツコツとした作業よりも、想像力を必要とする作業に取り組んでみると、自宅作業よりも良い成果物が出来上がるかもしれませんね。

観光地

たまには思い切って旅行先で仕事をしてみるのはいかがでしょうか?いわゆる「ワーク(work)」と「バケーション(vacation)」が一緒になった「ワーケーション」です。

遠くの観光地まで足を運ぶのもいいですし、コロナが心配な人は近所の意外と行ったことがない観光地でもOK。とにかく、いつもと違う環境の中で仕事をしつつ、しっかり遊ぶのがポイントです。

筆者のおすすめはキャンプ地。高規格キャンプ場であればWi-Fiを利用できることがあるので、大自然の中でハンモックに揺られながら優雅に仕事ができるでしょう。

会議やミーティングにおすすめの場所

自宅には家族がいて、カフェやコワーキングスペースに行けば他人がいて……。そんなときに困るのが、会議やミーティングをするときではないでしょうか?

ここでは、会議やミーティングもできて、もちろん一人で黙々と仕事もできるテレワークの場所をご紹介しましょう。

レンタルスペース

レンタルスペースとはその名の通り、貸し出しを行っているスペースのこと。通常は講演会や会議、ワークショップ、展示会などのイベント用として利用されることが多いですが、小さなレンタルスペースであればテレワークに利用できますよ。

カフェなどのオープンスペースと大きく異なるのは、セキュリティの安全性。周りに誰もいないため、安心して会議をしたり、大事な資料を開いたりできますよ。

また、数日にわたって借りることも可能。同じ会社の仲間と一緒に借りれば費用も抑えられますし、テレワーク中でも仲間と一緒に仕事できていいですね。

コワーキングスペースの個室ブース

コワーキングスペースの中には様々なスペースが用意されています。中には個室ブースや通話ブースなども設けられていることがあるため、そうしたブースを利用してWeb会議に参加できるでしょう。

もちろん、個室ブースや通話ブースはボックスタイプになっており、画面が見えたり画面に映ったりすることも、外に声が漏れることもありません。利用時間も30分〜1時間利用できるようになっています。

またコワーキングスペースで仕事をしているときに急に会議が入ったという緊急時にもすぐ利用できるのがいいですね。

マイカー(車内)

「どうしても会議やミーティングできる場所がない!」そんな人にぜひ利用してほしいのが、マイカーです。騒がしい自宅から出て静かな車内に逃げ込みましょう。

実は、どこかへ行くわけでもないのに車内で仕事をする人もいます。それほど、マイカーは落ち着けるスペースだということなんですね。

やはりこちらもポケットWi-Fiが必要になりますが、自宅のすぐそばに止めていれば自宅のWi-Fiを拾えることがあります。ダメ元でもいいですから、ぜひ試してみてくださいね。

【番外編】筆者おすすめのテレワークスポット

最後に、番外編として筆者おすすめのテレワークスポットをご紹介します。ぜひ参考程度にお読みください!

スターバックス

カフェの部類に入りますが、スターバックスは一押しのテレワークスポット。他にもタリーズやドトールやコメダ珈琲などあらゆるカフェを試してみましたが、

  • Wi-Fiの安定度
  • 静かすぎず・うるさすぎない音楽
  • 他の利用者の質やマナー
  • 接客やサービスの良さ

これらを総合して「やはりスターバックスがいいな」という結論に至りました。「Mobile Order & Pay」という事前注文・決済サービスを利用すれば、並ばなくてもドリンクを受け取れるのも便利です。

湯船の中

お風呂が好きな人は半身浴をしながらの仕事もおすすめです。筆者は溜めた湯船の上にフタをしてテーブル代わりに使い、ノートパソコンと水分補給用のペットボトル水を置いて仕事をしています。

パソコンは防水ではないため、湯気で濡れないようにお風呂場の換気扇を回しつつ、フタはギリギリまで閉めた状態に。湯船の中はサウナ状態です。

体の疲れを癒しながら仕事できるためか、集中力が増したり、アイディアを閃いたり、痩せた気分になったりと、嬉しい効果を実感しています。

実家

実家が近くにある人は、ぜひ親に顔を見せに行きましょう。そしてそのまま、実家で仕事をしてみるのもいいでしょう。

筆者の場合、実家で学生の頃に使っていた部屋がそのまま残っています。時々子供を遊ばせに行ったときに両親に子供を預け、その部屋で仕事をするのです。子供も両親も喜びますし、自分の仕事時間を確保できて一石二鳥です。

日々の小テスト勉強から受験勉強まで使っていた学習机に向かうと、やる気モードになって仕事に集中できるのが不思議ですね。

自分だけの“場所”を見つけて快適なテレワークライフを!

ここまで、テレワークで利用できる場所を14個ご紹介しました!テレワークできる場所は、意外と身の回りにあるのではないでしょうか?

自分の目的に合わせて選ぶのはもちろん、「ここに来ると不思議と仕事が捗る」という場所を探してみてください!

自分だけの“場所”を見つけて、快適なテレワークライフをお過ごしくださいね。

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