ロジカルシンキングとは|トレーニング方法やフレームワークを紹介

問題が起きたときや複雑なプロジェクトを進めるとき、何から手を付けたら良いのかわからずに混乱してしまうこともあります。そのようなとき「ロジカルシンキング」を身につけておくと、物事を筋道立てて進められるようになるのです。

今回はロジカルシンキングの意味やメリット、さらにフレームワークやトレーニング方法を紹介します。ぜひ参考にしてロジカルシンキングスキルを身につけましょう。

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ロジカルシンキングとは

ロジカルシンキング(Logical Thinking)とは「論理的思考」と直訳されます。具体的には、物事を筋道立てて整理し、体系的に考える思考力のことを指します。

ロジカルシンキングは、複雑な物事を考える際や問題に直面した際などに活かされるスキルです。

特にビジネスでは、経験や勘ではなく合理的な思考が求められる場面が少なくありません。ビジネスにおける問題の原因解明や改善策の立案の際にロジカルシンキングが活かされるため、ビジネスパーソンにとっては身につけておきたいスキルの一つです。

またビジネスにおけるプレゼンやスピーチの際にも、論理的に順序立てて話すことによって相手に伝わりやすくなり、説得力が増す効果も期待できます。

ロジカルシンキングを身につけるメリット

ロジカルシンキングを身につけることで、ビジネスや日常生活においてさまざまなメリットを得られます。

問題解決力が向上する

ロジカルシンキングを習得すると、物事を体系的に整理したり客観的に分析したりする力が身につきます。これらのスキルは、何か問題が起きたときに原因を特定したり因果関係を把握したりするときに役立ちます。

原因が特定できれば最善の解決策を導き出すこともでき、スピーディな問題解決につながります。

このように、何か問題が起きたときでもロジカルシンキングを活用することで、根本的な原因追求と適切な判断が可能になるのです。

説得力が増す

ロジカルシンキングをベースにすると、筋道立った内容で話すことができ説得力が増します。ビジネスにおいて、論理的で説得力のある話し方は好印象を与えるだけでなく受注率向上にも効果があります。

相手を納得させたい交渉の場面、自社製品の良さを伝えたいプレゼンや商談の場面、自分の意見を正しく主張したい会議の場面。これらのビジネスシーンにおいて、ロジカルシンキングをもとにした説得力のある話し方は有効です。

物事が効率的に進む

複雑な物事に取り組む際、何から手を付けたら良いのかわからずに手当たり次第に取り組んで、ミスをしたり効率が悪くなったりした経験がある人も多いことでしょう。

ロジカルシンキングを習得していれば、物事を進める際にも筋道を立てて取り組むことができ、効率的に進められるようになります。

無駄なプロセスや業務を省いて順序良く進めることによって、生産性の向上も期待できるでしょう。

ロジカルシンキングの手法・フレームワーク5選

ロジカルシンキングは基本となる手法やフレームワークがあるため、それらを理解しておくことであらゆるシーンで再現したり応用したりすることが可能です。

ロジカルシンキングの手法やフレームワークを5つ紹介するので、ぜひ理解しておきましょう。

演繹法

演繹法(えんえきほう)は情報を数珠つなぎに考えて結論を導き出す手法です。具体的には、ルールや一般論の情報と、観察事項の情報を関連付けて結論を導く方法を指します。
分かりやすいよう、非常に簡単な例を見てみましょう。

「人間は哺乳類だ」ルール・一般論
「私は人間だ」観察事項
「私は哺乳類だ」結論

この演繹法をビジネスシーンに当てはめると、このような考え方ができます。

「わが社は繁忙期の12月には10名の営業社員が必要だ」ルール・一般論
「現在9名の営業社員がいて、10月には1名が退職予定である」観察事項
「12月に備えて2名の人員補充が必要である」結論

このように、演繹法は2つの事象を関連付けて考えます。

演繹法の場合、論理の前提となるルール・一般論が正確であることが重要です。この前提が正しくなければ、結論もズレてしまうでしょう。

帰納法

帰納法(きのうほう)は、複数の情報から共通点や推論を整理し、結論を導き出す手法を言います。

わかりやすい具体例を見てみましょう。

「駅から徒歩1分の物件の家賃は20万円」
「駅から徒歩5分の物件の家賃は15万円」
「駅から徒歩20分の物件の家賃は5万円」
結論「駅から近い物件ほど家賃が高い」

この帰納法をビジネスシーンで考えてみると、このようなシーンに当てはめられます。

「オンラインで商品を購入するユーザーが増えている」
「カスタマーセンターに“ネットショッピングで買えるのか?”という問い合わせが増えてきた」
「競合A社とB社はオンラインショップを始めた」
結論「オンラインショップの開設やECサイトへの出店を始めるべきだ」

帰納法で導く結論はあくまでも推論であるため、結論が必ずしも正しいとは限りません。そのため情報をなるべく多く収集して共通点やルールを見つけることで、より正確で説得力のある結論が導き出せるでしょう。

MECE

MECEとは「Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive」の略で、日本語では「漏れなく、ダブりなく」と訳されます。

物事を考えるときに、大事な要素が抜けてしまっていたり、重複した要素を考えてしまったりすることがあります。しかしMECEを活用すると、抜けや重複を防ぐことができ、網羅的に物事を考えられるのです。

ロジックツリー

ロジックツリーとは、物事の整理や原因の究明に活用できるフレームワーク。一つひとつの要素を分解し、ツリー状に枝分かれさせていく手法です。

ロジックツリーを作成する際には、MECEの考え方をベースにして網羅的に図解しましょう。

ピラミッドストラクチャー

ピラミッドストラクチャー(ピラミッド構造)とは、主張したい結論をピラミッドの頂点にして、その根拠となる情報や要素をピラミッドの下層に配置していくフレームワークです。

結論を支える情報や事実が多いほど、結論の説得力が増します。帰納法と似た手法とも言えるでしょう。

ロジカルシンキングのトレーニング方法

ロジカルシンキングは生まれ持ったスキルではありません。自身の努力次第で習得できるものです。

そこで、ロジカルシンキングのトレーニング方法について紹介します。日常生活でも取り入れられる手軽なものばかりなので、ぜひ取り組んでみましょう。

主張の根拠を明確にする

ディベートや会議の際、何か主張したいことがあれば根拠となる情報や事実を明確にしましょう。「なんとなくこうしたいです」ではなく「○○だからこうしたいです」と話すことで、主張の信ぴょう性が増し説得力が高まります。

これは日常会話でも活用できるので、普段から主張や意見を述べる際には根拠を意識することでロジカルシンキング力が高まるでしょう。

具体的な表現を使う

抽象的な言葉ではなく、具体的な表現を用いることもロジカルシンキングトレーニングには有効です。抽象的な表現は、自分と相手では認識が異なる場合があるため正しく伝わらないことが懸念されます。

たとえば「早めに終わらせます」と伝えたとき、自分は「今週中に終わらせる」という認識でも、相手は「今日中に終わらせる」という認識かもしれません。「○日まで終わらせます」と具体的な表現を使うことで認識の齟齬を防ぎ、お互いに認識を擦り合わせることが可能です。

仮説を立て検証を行う

問題を解決するとき、思いついたことをやみくもに実行するのではなく、まずは仮説を立てる習慣を付けましょう。さらに仮説の根拠となる情報や事実を集め、仮説の信ぴょう性を裏付けます。

また仮説を立てるだけでなく、実際に実行して仮説の正確性を検証することも忘れてはいけません。

仮説→検証→仮説→検証と繰り返して結論にたどり着くことにより、ロジカルシンキングが鍛えられます。

物事を分析する

ロジカルシンキングでは分析力も求められるため、日常生活や仕事での些細なことでも分析する習慣を身につけましょう。

今回紹介した手法やフレームワークを活用し、多角的な分析を意識してください。

スマホアプリや書籍を活用する

ロジカルシンキングをトレーニングできるスマホアプリや、ロジカルシンキングについて書かれた本も多数流通しています。気軽にトレーニングできるため、スマホアプリや本を活用するのも一つの選択肢として検討しましょう。

ロジカルシンキングを活用するうえでの注意点

ロジカルシンキングを身につけるとさまざまなメリットがありますが、いくつかの注意点もあります。

ロジカルシンキングは事実をベースに考える思考のため、既存のルールや情報があるときには効果を発揮します。しかし新しいものを作り出すには情報が不十分で、ロジカルシンキングが活用できない場合もあります。

ロジカルシンキングで得られた結論は正確性や信ぴょう性が高いですが「正しい」と思いこまないことも重要です。正しいと思いこむあまり、相手に強要してしまったり周囲の協力が得られなかったりすることもあり得ます。また、正しいと思って実行しても思い通りに行かないこともあるでしょう。

シーンに応じてロジカルシンキングを活用するよう心掛けましょう。

ロジカルシンキングで生産性をアップさせよう

ロジカルシンキングを活用すると、物事を効率的に進められたり説得力のある話し方ができたりするようになります。ビジネスシーンにおいて特に身につけておきたいスキルの一つなので、日常的にロジカルシンキングを意識してトレーニングしましょう。

今回紹介した手法・フレームワークやトレーニング方法を参考に、ぜひロジカルシンキングを身につけてくださいね。

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