新進気鋭のアーティストを支援『shiseido art egg』@資生堂ギャラリー

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新進気鋭のアーティスト作品を展示

先日、東京・銀座にある資生堂ギャラリーにて開催中の『shiseido art egg』展を訪問しました。

2019年、開廊100周年を迎える資生堂ギャラリーは「美は世界を変えられる」というテーマのもとに、新進アーティストの活動を応援する公募展 第13回shiseido art eggを開催します。応募の際に提出いただくのは、これまでの活動履歴をまとめたポートフォリオと資生堂ギャラリーでの展覧会プランです。
作品の制作テーマ、作品のクオリティー、そして「資生堂ギャラリーの空間でなにをどのように表現しようとしているのか」の3点を評価のポイントとして審査を行い、3人(組)のアーティストを選出します。
資生堂公式ホームページより

 

13回目を迎えたshiseido art eggの入選者は、応募総数269件の中から今村文さん、小林清乃さん、遠藤薫さんの三名が選出されました。会期は2019年7月5日(金)〜9月22日(日)です。(今村さんの展示は7月29日(日)まで開催中)

今村文展「見えない庭」

今村文「すみれ華鬘」(2018)

作品に用いられている花は、一度立体にした紙を押し花のようにして作られたものです。
今村さんの作品は暖色で柔らかい印象。葉脈や花弁など植物の繊細な部分がリアルに表現されており、強い生命力を感じます。

 

作品をよく見てみると、いたるところに虫が。今村さん曰く、虫は動物より植物に近い存在だといいます。お花や虫には自我がないけれど、心はある。お花や虫が心そのものであり、喜びや悲しみがそのまま著れていることが羨ましいと、彼女はそんな想いで今回の作品である「見えない庭」を作ったそうです。作品の中にある家具は、今村さんの祖父母から譲り受けたものです。

 

展覧会概要

今村文展 2019年7月5日(金)~7月28日(日)
小林清乃展 2019年8月2日(金)~8月25日(日)
遠藤薫展 2019年8月30日(金)~9月22日(日)

入場料無料

アクセス:〒104-0061 東京都中央区銀座8-8-3 資生堂ビルB1F 資生堂ギャラリー
東京メトロ銀座線・日比谷線・丸ノ内線銀座駅A2出口より徒歩4分、JR新橋駅銀座口より徒歩5分
電話番号:03-3572-3901
開館時間:11:00 - 19:00
月曜休館、日曜日・祝祭日は18:00まで

今村 文
1982年 愛知県生まれ
2008年 金沢美術工芸大学大学院美術工芸研究科絵画専攻油画コース修了
愛知県在住

小林 清乃
1982年 愛媛県生まれ
2005年 日本大学藝術学部映画学科卒業
東京都在住

遠藤 薫
1989年 大阪府生まれ
2013年 沖縄県立芸術大学工芸専攻染めコース卒業
2016年 志村ふくみ(紬織, 重要無形文化財保持者)主催, アルスシムラ卒業
ハノイ/大阪府在住

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