取材をしたら謝礼は必要?支払うべきパターンと謝礼の相場

より良い記事や番組を作るために欠かせない取材。街頭インタビューから1対1の質疑応答まで取材の定義は幅広いですが、メディア業界でしばしば話題にされるのが、取材に対する謝礼です。

「取材に謝礼が出ないのは当たり前」

「時間の対価として謝礼は払うべき」

さまざまな意見が飛び交う中、あなたはどう判断するでしょうか?

今回は取材の謝礼を支払うべきパターンや、謝礼の相場について考えてみましょう。

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取材はどこからどこまでを指すのか

「取材」とは、「材料を取る」こと。インタビュアーが現地に出向いたり、対面でインタビューをしたりといったイメージが強いのではないでしょうか。最近は、電話やZOOMを使ったリモート取材も増えています。

また会話するだけでなく、メールに質問事項を記載し、メールで回答してもらうことも取材です。

そのほか、取材対象者の過去の報道やブログを調べたり、SNSを見たりすることも「材料を取る」ことにあたるので、実はこれらも立派な「取材」です。

ただ報道・ブログ・SNSのチェックはメディア側の担当者が動けばいいのですが、対面・オンライン・メールでの取材は、取材対象者にアポイントを取り、時間を作って対応してもらう必要があります。

そこで出てくるのが「相手に動いてもらう取材をしたら、謝礼を払わなければいけないのか」という疑問です。

取材時、謝礼・報酬は支払うべきか

まずメディアやマスコミの現状を言ってしまえば、ほとんどの場合、取材対象者に謝礼や報酬を支払いません。

その一方で、謝礼を「払った方が(倫理的に、またビジネス的に)良い」とされるパターンもあります。

それぞれどういった違いがあるのでしょうか?

謝礼を払わない取材が多い

実はマスコミには「取材対象者に謝礼を払う」という習慣はそもそもなく、Webメディアが普及した今でも、「わざわざ払わない」ことが当たり前だとされています。

逆にそういった性質を理解したうえで、中にはボランティアのつもりで取材を受ける人、「報道されて認知が広がるなら」と謝礼を要求しない人もいます。

テレビでは街行く人にランダムで「〇〇についてどう思いますか?」なんて街頭インタビューをする場面もありますが、その一人ひとりに謝礼を払っているわけではありませんよね。

1対1の対面インタビューであっても、取材後に「ありがとうございました」と言ってそのまま終わるケースがほとんどです。

ただ、取材対象者も時間を割いてくれているため、はなから謝礼を払わないつもりで依頼をすると断られる可能性も大きいです。

専門家への取材は謝礼が必要なことも

その一方で、専門家に取材をする場合には謝礼が必要になることもあります。

ここで言う専門家とは「ちょっと人より知識が豊富な人」ではなく、研究者、評論家、プロスポーツ選手、医師など「その道を極めたプロ」のことを指します。

専門家へ専門的な取材や、他のメディアも知らないような最新の研究などを取材する場合には、その専門家しか知り得ない情報を聞くことになるので、謝礼が必要です。

また「意見を言うこと」「話すこと」が仕事のご意見番的なタレントへの取材も、謝礼を払わなければいけません。

そもそも、謝礼なしで取材に応じてくれる専門家・タレントはごく少数です。

謝礼を払うメディアが増えている

ただ最近は、専門家相手ではなくても謝礼を払うメディアが増えています。特に成長段階にいるWebメディアはその傾向が顕著です。

実はWebメディアは、運営元にもよりますが、ほとんどがマスコミほどの大きな力を持っていない小さな媒体です。なおかつ競合が多数存在し、常に競合と戦っていかなければいけません。

そんなWebメディアが欲しいのは露出であり、そして露出を増やすためにすでに知名度の高い人物の力を借りる方法があります。

つまり、旬の著名人やインフルエンサーに取材を受けてもらうためには、謝礼を準備する必要に駆られているのです。

取材相手は多少のリスクを抱えている

「謝礼を払うか払わないか」を考えるときに覚えておきたいことは、取材相手も多少のリスクを抱えて取材に応じてくれるということです。

取材相手は原稿確認を求められないまま掲載されることも日常茶飯事。

「言っていないことを書かれた」

「こちらの意図とは違う」

「修正をお願いしたら断られた」

こうした声もよく聞きますが、実はこれらのリスクを抱えながらも取材に応じているんですね。

そんな取材相手に対し謝礼を払うべきかどうか以前に、どのような対応が誠実なのかしっかり考えなければいけないことが、今のメディアの課題ではないでしょうか。

取材の謝礼金額の相場

実のところ、取材の謝礼にはこれといった相場がありません。先述しましたが、そもそも「謝礼を払う」という習慣がないためです。

ただ「相場がないから適当に1000円で」というわけにもいきませんよね。そこで、おおよその目安をお伝えします。

謝礼金額の「目安」

取材への謝礼は、掲載する媒体や取材対象者によって異なります。

【テレビ】

10分〜30分のテレビの収録取材やVTR出演:1万円〜3万円

バラエティ番組等へのゲスト出演:5万円

街頭インタビュー:0円

【雑誌】

記事コンテンツ作成のための取材:0円〜1万円

専門家へ専門的な取材:3万円〜10万円

街頭アンケート:0円

【Webメディア】

記事コンテンツ作成のための取材:0円〜1万円

専門家への専門的な取材:1万円〜3万円

もちろんこれらはあくまで「目安」ですから、そのまま参考にせず、必要に応じて適切な金額に調整しなければいけません。

また、あまり資金力のないメディアほど、謝礼を払わないことの方が多いことを念頭に置いておきましょう。

謝礼や報酬以外のお礼の仕方

もし取材対象者に謝礼・報酬を支払わない場合でも、何かお礼をするといいでしょう。不誠実な対応をしてしまうと、後からSNSに悪口を書かれる可能性もあるためです。

たとえば取材中のコーヒー代から取材後のランチ代、遠方から来てもらう場合には交通費などを負担するだけでもかまいません。少しでも取材対象者の負担を減らしましょう。

最も誠実な対応は「より良いコンテンツを作ること」ではないでしょうか?

嘘偽りなく書くことはもちろん、取材対象者の意図していない意味で書かない、ライターの私情を交えないなど、取材対象者を貶める報道の仕方は避けましょう。

謝礼の勘定科目は?

取材対象者に謝礼を支払った場合の経費としての勘定科目はどうなるのでしょうか。

「謝礼」という形ではなく、コーヒー代やランチ代なら「交際費」、電車賃なら「交通費」で計上できます。

ただしっかり感謝の気持ちを表す「謝礼」として支払うなら、勘定科目はまとめて「取材費」として計上しましょう。たまにしか発生しない場合には「雑費」で計上されることもあります。

また謝礼が「報酬」と同等の意味で支払われる場合には源泉徴収の対象となります。「取材費」や「調査費」になる場合も、講演料や原稿料と同等の扱いになれば源泉徴収が必要です。

せっかくお礼の気持ちとして支払ったお金が後から経理上のトラブルを招かないように、改めて謝礼の勘定科目を定めておくといいですね。

取材の謝礼は「感謝」であり「一次情報」への対価

取材の一番良いところは、ネット上に転がっている二次三次の情報ではなく、一次情報を当人から直接得られることではないでしょうか。

一次情報はどのメディアにとってもより貴重で重要な情報ですから、一時情報を得られれば、他のメディアとの差を付けやすくなります。

また取材対象者も対応に時間と手間をかけ、多少のリスクを抱えているもの。そんな相手への感謝を込めて、少額でも謝礼を払えば喜ばれますし、また次回の取材に応じてもらえる可能性もグンと高まります。

謝礼に対する意見は人それぞれ・メディアそれぞれで議論も起きやすいですが、しっかりと考えていきたいですね。

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