光の向きで写真が変わる!〜順光・サイド光・逆光〜

目次

光の方向を理解すれば、ここまで写真が上手くなる!

 

屋外で、自然光の下撮影をする際に最も大切なこと、それはどんなを使うかです。「逆光はNGらしい」とか「光の名前は聞いたことがあるけれど、何が違うのかわからない」というあなたに、今回は3つの光の向き「順光・サイド光・逆光」と、その光が写真に与える効果について解説します。撮りたい写真のイメージに合わせて、光の方向を少し意識すると、写真はどのように変化するのでしょうか?

          

 

順光

順光は、被写体の正面から当たる光を指します。光を正面から受けることで、被写体がハッキリ・クッキリ映り、モノの色が実際目にした時とほぼ同じように見えるのが特徴です。そのため、正確に被写体を撮影したい際には最適です。しかし影ができないため、のっぺりとした印象を与えやすく、つまらない写真になりがちというデメリットもあります。

 

サイド光

サイド光は、被写体の横から射す光です。上の写真を見てみると、写真の右側から光が射していることがわかります。サイド光の最大の特徴は立体感です。影の出る場所と光の当たる場所が生まれるため、メリハリが出てドラマチックな写真が撮れます。一方、コントラストが強すぎると恐い印象を与えてしまうというのが欠点です。特に女性モデルを撮影する際には気をつけましょう。

 

逆光

逆光は、被写体の背後から当たる光です。一般的に逆光での写真撮影はタブーとされているので、驚かれた方も多いのではないでしょうか?露出補正を上手く使うと、被写体が光に包まれているような、幻想的な印象に仕上がります。上の写真のように被写体の輪郭がぼやけるので、ふんわりとロマンティックな写真を撮る時におすすめ。反対に被写体がぼやけすぎたり、影で暗くなりすぎないよう注意が必要です。

            

 

基本的な3つの光の方向「順光・サイド光・逆光」についてお伝えしました。光の向きを少し意識するだけで、作品の雰囲気がガラッと変わるのは、写真撮影の醍醐味の1つ。

どんな光で撮りたいのかが明確でない場合は、ぜひ雑誌やウェブサイトから参考になる写真を見つけ、その写真における光の向きを考えてみましょう。被写体に対し、どこから光が当たっているのかを観察することが重要なのです。

また、撮影当日は、光の方向に合わせて、可能な限り積極的に自分や被写体が動く必要があります。しかし、被写体の正面が決まっているなど、移動するのがどうしても難しい場合もありますよね。そんな時は、太陽の動きを考えて撮影の時間帯を調節すれば大丈夫です。撮りたい写真のテーマに合う光を見つけて、ぜひ皆さんも素敵な写真を撮ってみて下さい!

 

 

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

目次