喫茶店で出会った、あんな味、こんな話。 vol.01 恋をするかもしれないふたり

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柳瀬 礼

1997年生まれ。編集者。学生時代にライフスタイル誌のアシスタントを経て、ロースターに新卒入社。マイルールは週に 1 回は喫茶店を訪れること(ルールというより近ごろは行かないと禁断症状が出る)。尊敬する人はさくらももこ先生。好きな言葉は「ほがらか」と「麺増量無料」。

私、ロースター3 年目の柳瀬のマイルールは、週に 1〜2 回は喫茶店を訪れること(ルール というより、近ごろは行かないと禁断症状が出る)。

私が喫茶店に通う理由はたくさんあるけれど、個人的に好きなのが、店内にいるお客さんの会話をちょこっと耳をすませること……。

こっちの席では、小さな子供が学校であった楽しいことをお母さんに朗らかに話し ているかと思えば、あっちの席ではカップルが別れの話をしていたり。

喫茶店では他のお 店よりも人生を感じる場面に遭遇することが多い気がする。そんなふうに喫茶店で出会っ たハナシを、その時間をお供したオイシイ味と一緒にご紹介。

今回訪れたのは、新宿区のとある喫茶店。

目次

パンプキンタルト(500 円)と

このお店のケーキは全てマスターの手作りで、ちょっぴり大きめサイズなのがうれしい。

今日の味はパンプキンタルト。

たいていの喫茶店では、パンプキン系デザートってかぼちゃが旬の秋限定だったりするけど、ここには一年中パンプキンタルトがある。

かぼちゃ好きの私にとって、この上ないしあわせ!

ショーケースには、名物のベイクトチーズケーキをはじめ、常時 6 種類以上ほどのケーキがずらり。す べてテイクアウトも可能。
程よい甘さで、ゴロッとしたかぼちゃの食感が楽しいパンプキンタルト(500 円)。
来店前に電話すれ ば、お目当てのケーキを取り置きすることもできるそう。

恋(もしくは共同経営)をするかもしれないふたり

まず初めに出会ったのは、となりの席に座っていた 30 代くらいの男女。

なんとなく会話からマッチングアプリで知り合ったふたりだと予想。

お互いに出身地が同じ茨城県だということやドライブデートが好きだという会話が盛り上がっていた。

かと思えば、ふいに「自分は東京でどう成功したか」をお互い自慢し始めた。

女の人は IT 系の OL で、男の人 は自分でコンサル系? の会社を経営しているらしい。

私は、せっかくお似合いだと思ったのに張り合っちゃって……と勝手にちょっぴり残念な気持ちに。

するとふたりは次第に「自分たちで共同経営をするならどういったビジネルプランを立てるか」というトークを繰り広げ始めた。びっくりしてそちらをチラッと見ると、ふたりともとても生き生きした顔。

なーんだ、お似合いじゃん!

ラクダなのか馬なのか分からないオブジェを見つめながら、ひたすら耳をすませる。

ラジオ英会話と親へのリスペクト

さっきの男女(恋をするかもしれない)がいなくなって、また別の男女がとなりの席に。 おそらく大学生。

女の子が敬語で、男の子がタメ語……恋人でも友達でもないただの先輩後輩の関係と予想。

女の子がつぶやく。

「お母さんがラジオ英会話で英語を勉強しているんですけど、あの歳で英語を学び始めているのってすごいことだと思うんです。私はたまた ま大学で英語を勉強しているけど、そうじゃなかったら大人になってから英語をやろうとなんて思わないかも……」と。

それに対して男の子は「へー」と適当な返事だったけれど、 これまで英語を頑張ってこなかったし、これからもするつもりがない大人代表の私は深く感動した。

この女の子は大学生として日々真面目に勉学に励むと同時に、親へのリスペクト、そして謙虚さも忘れずに生きているのか……と! (チラッと見たら顔もかわいかった)

ラジオ英会話といえば、先日まで放送されていた NHK 連続テレビ小説「カムカムエヴリバ ディ」で取り上げられていたことでも話題。

私も毎朝楽しみに観ていたというのに関わらず、それに感化されて英語を勉強しようなどとは微塵も思わなかった……情けない……。

ふと父の顔が浮かんだ。私の父は昔からアメリカ文化及び英語が好きで、今では仕事の公用語として日々英語を話している。休みの日も英語の勉強をしているし、映画も英語字幕なしで観ている。

私もあの素敵な女学生を見習って、英語の勉強……ではなく親へのリスペクト だけでも始めてみよう……!

店内は少々暗め。暖色のライトで心が和らぐせいか、みんなリラックスして会話が弾んでいるよう。

喫茶店を耳をすませば

今までなんとなく、他人の会話に耳を傾けてしまうことが多々あったけど、改めて他人の話に耳を傾けてみて、それを記録してみて楽しいと思った。

あんまり大きい声で言える趣味ではないけれど……普段おもしろいモノコトを探している私たち編集者にとっては、良いインプットになりそうな気も!

ロースターのみんなにもおすすめしてみようっと。

撮影・編集・文/柳瀬 礼(Roaster)


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