こんにちは。入社して2ヶ月が過ぎようとしています。
早いですね! と言いたいところですが、私にはこの2ヶ月がとても長く感じました。
きっと初めて経験することばかりの毎日に新鮮さを感じつつも、こなしていけるのだろうかと不安な気持ちの方が圧倒的に大きいからだと思います……。
一人前の編集者になるまでにはまだまだ膨大な時間が必要なようです。
さて今回の日記では編集のお仕事の一つでもある撮影で、アシスタントとしてどんな業務を行っているか、エピソードを交えてお話します。
新卒勝又、がんばれ! という気持ちでご覧ください。
撮影のアシスタント
編集者の仕事の一つである撮影。
撮影と一口に言っても、この2ヶ月で経験した中には20人近くで一日かけて行う大規模なものから、1〜2人で短時間で行うものまでさまざまでした。
そんな中、主に私はアシスタントとして先輩のお手伝いをしています。当日に向けて必要な買い出しをしたり、ケータリングを用意したり……。
撮影は時間が限られているので事前準備が要となり、当日の流れを把握しておくことが編集者としての役割であるのだと先輩の後ろ姿を見て感じました。
初めての撮影でのある出来事
4月1日、入社式が終わり班の先輩から声がかかりました。
「週明けに大きな撮影があるので、MTGに参加してほしい」と。
はい! と返事をしたものの……
(週明けってことは、入社2日目!?)
現時点社長から辞令をいただいて数時間しか経っていません。
(!?!?!?!?!?)
状況がよく分からないままとりあえずMTGに参加しました。
内容を聞いていると、どうやら某コスメブランドの撮影らしい。そして、ロースターでは今までにないくらい大きな撮影なんだとか。
そんな大きな撮影に入社2日目の私が参加していいものなのか。足手纏いなのでは? なんて考えていたら、土日は一瞬で過ぎ去っていました。
週が明けた撮影当日。
私の仕事は、会場入りする方の体温チェックや買い出し、荷物の運搬など。それから、お茶とお水をそれぞれ15本ずつ用意してスタジオに集合することでした。
緊張で朝ごはんも喉を通らないまま、お茶とお水を抱えて自宅から表参道のスタジオへ電車で向かいます。
(お茶とお水を抱えて……、15本ずつ……、計30本!?)
お気づきでしょうか。
私は、ペットボトル15本ずつ入ったIKEAのバッグを両肩にかけ、電車で表参道へ向かっています。しかもこの日はあいにくの雨。傘もさしながら、約30kgを抱えています。
すれ違う人の視線はまるで生まれたての小鹿を見ているかのようでした。きっとふらふらしながら歩いていたのだと思います。
いま思い返すと笑い話。
後々先輩に確認すると、スタジオに着いてから近くのコンビニを往復して用意するのが正解だったそう。
この日が私にとって初めての撮影です。
自分の確認不足が引き起こした出来事ですが、入社2日目ということもありとても思い出深いものになりました。
撮影日の天気
自然光で撮影することもあるため、雨の日の撮影は何かと大変。
先ほどお話した撮影も天気が悪かったのですが、私がこの2ヶ月で経験した撮影はかなりの確率で悪天候でした。
(あの日買い出しに行った時もポツポツと……)
(翌日モデルさんを迎えに行った時も濡れないようにと傘を……)
(そういえば、この前の鎌倉での現地取材撮影も雨だった……)
もしかして私は雨女なのかもしれない。ふとそう思った2ヶ月間でした。
編集・文/勝又 美月(Roaster)イラスト/佐々木 愛海(Roaster)
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