音楽、映画、テレビ、お笑い、ラジオ、アート、etc……さまざまなエンタメに興味があって楽しいこと大好き! な、ロースター1年目の新米編集者・田村。
本連載では、日々、気持ちや生活を豊かにしてくれているエンタメに敬意を表し、口を開けばエンタメの話題ばかりな私が、おすすめのエンタメ情報を毎月紹介していきます。
第1回目の今回は、行ったのは5月末だというのにまだまだ余韻にどっぷり浸りまくりな愛知県の音楽フェス「森、道、市場」についてお話しします!
地上の楽園「森、道、市場」
「森、道、市場」は、毎年愛知県で開催されている音楽フェスで、日本全国から素敵なモノやおいしいごはんを携えたお店が500店以上集まる市場と、ジャンルを問わず素晴らしい音楽が複数のステージで演奏される野外イベント。
今年も例年と同じく蒲郡市のラグーナビーチおよびラグナシア(遊園地)にて、5月27日〜29日に開催されました。
「森、道、市場」は通称森道とよばれ、私の森道初体験は2019年。
友人に誘われて初めて行ったときに味わったこの上ない多幸感が忘れられず、来年もまた行こうねと約束を交わした翌年、コロナの影響で中止に。涙
2021年は開催されたものの、コロナへの不安から泣く泣く断念。
そして来たる2022年、3年ぶり2度目の森道! 行ってきました〜歓喜〜!
私が行ったのは5月27日(土)、28日(日)の2日間。
お天気に恵まれて、気温はこの時期には珍しくまさかの30度超え!
昼間は太陽サンサン、陽が落ちた頃には肌に触れる風が心地良く、最っ高のフェス日和でした◎ 神様ありがとう〜!
ここで過ごした全ての瞬間を忘れたくないと思うほどの、大きな幸せを与えてくれた地上の楽園「森、道、市場」。
ここからは沢山の思い出の中から、特に美味しかったごはんやお酒、心に残った音楽をご紹介していきます。
胃袋と時間が足りません
森道には、日本全国からとびっきり美味しくておしゃれなごはん屋さん&ドリンクのお店が数えきれないほどたくさん出店します。
ご飯に夢中になっていたら、ずっと見たいと思っていたアーティストをうっかり見忘れるという凡ミスまでしでかしました。(それほど美味しいということ!)
食べたい&飲みたいものも沢山あるし、息つく暇もなく見たいアーティストの時間が訪れるので、胃袋と時間がもっといっぱい欲しくなった2日間でした。
こちらは「天津飯と堕天使かっきーのキーマ合いがけ」、¥1,200。
「堕天使かっきー」さんは大阪の間借りカレー屋さんで、私も数年前にインスタで見つけてすぐに大阪に食べに行ったことがあるほどの大ファン。
食材のチョイスと組み合わせがとにかく秀逸な堕天使さんのカレー。
天津飯との斬新なコラボもびっくり仰天な美味しさで病みつきになりました!
KIKI WINE CLUBで飲んだ「むすひ」という千葉県の麦芽玄米酒も忘れられない美味しさ!
甘酒やマッコリなど、麹の味が好きな人はハマるかもしれません。
クセのある不思議な味わいなので、正直ひと口目は戸惑いを隠せませんでしたが、ちびちび飲んでいくうちトリコになりました。沼です。
お店の方に「クセのある味好きなのでおいしいです!」と感想を伝えたら「じゃあクセのある男も好き?」と麦芽玄米ジョークもいただきました(笑)美味しくて楽しい時間に感謝!
森道に出店しているお店の方は明るく気さくで、また会いたくなってしまうような素敵なお人柄の方々ばかり。
来年もみなさんに会えますように。
分身できたらいいのに!見たいアーティスト盛りだくさん!
森道市場ではジャンルや世代を問わずさまざまなアーティストが出演し、海エリアと遊園地エリアそれぞれのステージで1日中、素敵な音楽が鳴り響いています。
私が行った土日のタイムテーブルはこちら↓
2日間で私が見たアーティストは、Cody・Lee(李)、OKAMOTO’S、どんぐりず、サニーデイ・サービス、yonawo、KIRINJI、ゆうらん船、思い出野郎Aチーム、Yogee New Waves、go!go!vanillas、七尾旅人の11組。
時間が被っていたため見るのを諦めたアーティストもたくさんいたし、金曜日のGEZAN、ハナレグミ、くるり、STUTSが見られなかったのも非常に残念だったので、来年までに分身の術を身につけてできるだけ多くのアーティストを見たいです……。
もちろん好きなアーティストであればワンマンに行くこともありますが、森道のあの空間でしか味わうことのできない特別なパワーを纏った音楽が、そこには確実にあって、私たちを包み込んで、ギュッと抱きしめてくれるのです。
特に心に残っている演奏は、ゆうらん船の「Flag」。
目の前に海が広がる砂浜のステージ。ジリジリと照りつける太陽の下でギターの音と歌声が揺らぎ、夢の中にいるような、蜃気楼を見ているような、気持ち良くてふわふわとした不思議な感覚。
僕は何となくとても元気で 誰かの事とても愛してる いつまでもいつまでも 僕らは裸足で元気そうだよ
どんなことがあっても何とかなるからそのままで大丈夫と、背中を押してくれているような気持ちになりました。
いつだって素直に、元気でいたいです。
こちらは遊園地ステージ。
雲一つない青空の下で演奏したソウルバンド・思い出野郎Aチーム。
歌詞をろう者の方々にも伝えるための手話通訳もライブに出演し、音楽を体いっぱいに表現をする姿に涙が込み上げました。
思い出野郎に続いて遊園地ステージに登場したのは、私の大好きなバンド・Yogee New Waves。
今年も夏を連れてきてくれました。
爽やかさを炸裂させた愛情たっぷりの演奏。
両手を広げて全てを受け入れてくれるような温かい音楽のおかげで、身も心もほかほかでした。
まだまだお話ししたいことが山ほどあるのですが、森道愛が溢れすぎてしまいそうなのでこの辺で。
人も空間も全てがあたたかい「森、道、市場」。
天国ってこういうところなのかもと本気で思うほどの幸福感。
また1年後ここに戻って来られるよう頑張って生きていきます。
ありがとう森道、また来年!
撮影・編集・⽂/田村 真里佳(Roaster)