「バズる」とはどんな意味?バズった事例やバズらせ方も解説します

2019 9/26
「バズる」とはどんな意味?バズった事例やバズらせ方も解説します

SNSを利用している人やマーケティングに携わる人ならば「バズる」という言葉を一度くらいは聞いたことがあるでしょう。

一方で、流行語という枠を超えて、あまりに当たり前のように使われるようになったため、言葉の意味や用途を正確には知らないという人もいるのではないでしょうか。

今回は「バズる」という言葉の意味や語源を解説するとともに、実際にバズった事例、さらにはバズらせるマーケティングについても紹介していきます。

 

目次

語源はあの虫?「バズる」の意味と由来

「バズる」という語には、話題が爆発的に広がり、多くの人の注目を集めている状態という意味があります。

「バズる」という言葉自体は10年以上前から使われていると言われていますが、実際に広く流行したのは2017年頃であり、現在ではもはや完全に定着した言葉と言えるでしょう。

 

おもにSNSでの拡散が「バズ」と呼ばれることが多い

元々はクチコミで話題が広まる様子をバズと称していましたが、「バズる」という新語として広まったのは、TwitterやFacebookなどのSNSが普及してからになります

また、現在の情報拡散には、これらのSNSが大きな役割を果たしています。むしろSNSこそが情報拡散の主要プラットフォームとも考えられます。

そのため現在では、SNS上で特定の話題が急激に拡散し、大勢の耳目を集める状態を「バズる」と呼ぶようになっています。

 

「バズる」の語源は蜂(ハチ)の音!

「バズる」という言葉は、もちろん従来の日本語には存在しない、完全な造語です。

語源になったのは「buzz」という英語で、この語には

  • (ハチなどが)ブンブンと音を立てる
  • ブンブンとうなる音
    (WISDOM英和辞典より)

という意味があります。
ハチが集まってブンブンしている様子が、転じて「噂」や「風評」という意味になり、マーケティングにおいては「クチコミ」の意味で使われるようになりました。

その「buzz」という語に、動詞化の語尾「る」を付けて生まれたのが「バズる」という言葉なのです。

「sabotage(サボタージュ)」を縮めて「る」を付け、「サボる」という語が生まれたのに似ており、いかにも日本語らしい造語と言えるでしょう。

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「バズる」「バズった」という言葉の使われ方

では「バズる」という言葉は、実際にどのように使われるのでしょうか。3つほど例を挙げてみましょう。

  • 何気なく投稿した駄洒落ツイートがバズっててリツイート通知がすごいんだけど。
  • 昨日のあのニュース、えらくバズってますね。
  • 今回の新製品、うまくバズらせる企画はできないかな?

いずれの例でも「短期間で話題が広がり、大勢の注目を集める」という意味を「バズ」のひとことで簡潔に表現できていますね。この便利さも「バズる」という言葉が普及した理由のひとつなのではないでしょうか。

 

「バズる」と「炎上」の違い

ところで、一口に話題が広まると言っても、必ずしもポジティブな内容とは限りません。不祥事やトラブルなどのネガティブな内容のこともあるでしょう。

本来「バズる」という言葉にはポジティブもネガティブも関係なかったのですが、現在では基本的に、ポジティブな捉え方をされている場合に「バズる」と称するようになっています

一方、ネガティブな捉え方の場合には「炎上」という表現が使われています

言葉の由来の細かい部分にはこだわらず、ポジティブな話題拡散=バズ、ネガティブな話題拡散=炎上と使い分けるのが現実的でしょう。

 

実際に「バズった」コンテンツの事例

これまで、ネット上では多くのネタがバズってきました。
このうち、企業による広告やキャンペーンの中から、バズった事例を3つご紹介します。

 

明治|きのこの山・たけのこの里 国民総選挙2018

2018年に明治がネット上で実施したキャンペーン「きのこの山・たけのこの里 国民総選挙2018」。

目玉焼き論争よりも根が深く、ヘタをすれば全面戦争にもなりかねない「きのこたけのこ論争」を、よりによって公式に白黒付けようというキャンペーンだけあり、たいへん話題になりました。

約1600万票の投票が行われ、結果としては「たけのこ党」の勝利に終わりましたが、再選挙を望む声が多かったことから現在「きのこの山・たけのこの里 国民総選挙2019」が実施されています。

参考:https://www.meiji.co.jp/sweets/chocolate/kinotake/cmp/2019senkyo/

 

はなまるうどん|まるごとダイオウイカ天

はなまるうどんが2013年のエイプリルフール企画として「ウソサイト」を公開。

またたく間にSNS上で話題となり、はなまるうどんのサイトへのアクセス数は通常の24倍にもなりました。

ネタと言い、サイトの作り込みと言い、エイプリルフールならではのバカバカしい楽しさと言い、「思わずSNSで誰かに話したくなる」をみごとに実現した企画と言えるでしょう。

参考:https://www.hanamaruudon.com/aprilfool2013/

 

日清食品|チキンラーメン「アクマのキムラー」

日清食品が2018年に発売したチキンラーメンの新商品「アクマのキムラー」のPRにあたって、動画やTwitter投稿を活用したところ、一気に話題になりました。

思わず話題にしたくなるような作り込みだけでなく、Twitterでの伏線的な投稿も功を奏した事例と言えるでしょう。

参考:https://www.chickenramen.jp/akuma.html

 

「バズらせる」マーケティング手法と利用する際の注意点

先に紹介したバズ事例は、いずれも企業が仕掛けたバズマーケティングが成功した例であり、その効果の大きさもわかりやすいでしょう。

では、「バズらせる」マーケティングはどのように行い、またどのような点に気をつければ良いのでしょうか。

 

バズマーケティングの特徴とメリット

SNSなどでのバズ、すなわちクチコミを意図的に起こすマーケティング手法は、バズマーケティングと呼ばれます。

クチコミはいったん発生すれば、連鎖的に広がるという特徴があります。とくにSNSというプラットフォーム上ではそれが顕著であり、マーケティングにも大きな効果があります。

また、「話題になっている」=「ユーザー自身がクチコミするだけの価値があると認めている」と受け止められるため、肯定的に評価されやすいのもメリットでしょう。

バズを引き起こすためには

  • 思わず誰かに話したくなるネタであること
  • 驚きや楽しさなど、自身の感動をシェアしたくなるコンテンツであること

といった、企画やコンテンツ内容そのものがクチコミにマッチしていることに加えて

  • 多くのフォロワーを抱えるインフルエンサーを活用する

という拡散のための仕組みを上手に使うことも求められます。

 

バイラルマーケティングとの違い

なお、バズマーケティングと類似したマーケティング手法としてバイラルマーケティングが挙げられます。

両者の違いについては、ネット以外の媒体を利用するかどうか、拡散に要する期間はどれくらいか、ネガティブ要素も含むのかなど、いくつかの要素で異なるという諸説があります。

実際のところは、ほぼ同義に使われているため、「同じような意味合いの用語がある」という程度の認識があれば十分でしょう。

 

マーケティング手法として使うときの注意点

上手くバズれば、きわめて高い効果を発揮するバズマーケティングですが、この手法を使う際にはデメリットもいくつかあるので注意しましょう。

まず、企画や商品に対して、必ずしもポジティブな捉え方をしてもらえるとは限りません。もしもネガティブな捉え方をされた場合、逆にそのネガティブ要素が拡散される怖れもあります。

また、インフルエンサーの起用なども、場合によってはステルスマーケティングと受け止められ、それが反感につながりかねません。

こうなると、バズではなく「炎上」になってしまいます。実際に失敗に終わったキャンペーンも少なくないので、注意するようにしましょう。

とは言え、これからのマーケティングにネットの活用は不可欠であり、避けて通ることはできません。ぜひ「バズる」ことを狙ってマーケティングを展開してみてください。

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