Instagramのストーリーズなどで見かける動くスタンプ「GIFアニメーション」。今回は、GIFについて基本情報はもちろんのこと、メリット・デメリット、GIFの活用方法、GIFを無料で簡単に作成出来るサイト・アプリ、軽量化の方法などを画像付きで分かりやすく解説していきます。
そもそも「GIF」とは?
GIFとは、画像ファイルの保存形式のうちの一つであり、画像のサイズを小さく出来るものです。「Graphics Interchange Format」の頭文字をとって「GIF」と呼ばれています。ファイルの拡張子は『.gif』で表されます。
GIF画像のメリット・デメリット
GIFには、メリットとデメリットがあります。ここでは、それぞれのポイントを紹介していきます。また、デメリットを解決するための方法も紹介します。
GIF画像のメリット:①少ない場所でも複数のコンテンツを盛り込める
一つ目のメリットは、範囲の狭い場所でも、いつくかのコンテンツを盛り込んで表示することが出来ること。広告で見かける漫画の紹介などもGIFで作成されています。ページの狭いスペースでも有効にPRが出来ます。
②どのデバイスでも表示させることが出来る
二つ目のメリットは、どのデバイスでもGIFを表示させることが出来ること。GIFは、HTMLに対応していれば再生可能です。スマホや、タブレット、PCなど、どのデバイスでも視聴することが出来ます。
③自分のページへアクセスを狙うことが出来る
三つ目のメリットは、自分のページに誘導してアクセスを狙うことが出来ること。広告で上手くGIFを活用している会社は、エンゲージメント(ユーザーの興味指数のようなもの)も高いです。GIF内で、クイズやルーレット、続きが気になる終わり方など工夫してアクセスを狙いましょう。
GIF画像のデメリット:①色数が少ない
一方、GIFにもデメリットがあります。一つ目は、色数が少ないこと。JPEGが1,670万色あるのに対してGIFは256色しかありません。表示された時に、鮮明でないのがデメリットと言えます。
②音声が入れられない
二つ目のデメリットは、GIFは画像なので音声を入れられないということ。しかし音声が無いので、広告欄に入れていても、突然音が鳴るというユーザーにとってマイナスなことが起きません。音声を入れたい場合は、自分のページまでユーザーを誘導して、ページに動画を入れることをオススメします。
③開始時点が分かりづらい
三つ目のデメリットは、開始時点が分かりづらいこと。GIFは無限にループして再生されるので、ユーザーが開いたときに必ずしも一枚目が表示されるとは限らないのです。
解決方法:表紙や番号をつけて分かりやすくする
開始時点を分かりやすくするために、表紙を作ったり、全てのページに番号をふったり、最初と最後の画像の表示時間を長くしたりしてみてください。
④データが重くなる場合がある
四つ目のデメリットは、必ずしもGIFはデータが軽いとは限らないということ。動画と比べると、容量は小さいですが、画像のサイズが大きかったり時間が長かったりすると1MBを超えてしまうこともあります。データが重いと、動きが滑らかで無くなったり、ページが開くのが遅くなったりします。
解決方法:色数を減らしてデータを軽くする
画像を小さくしたくない、長さをカットしたくない時にデータを小さくするには、グレーやモノクロにして色数を減らすとデータが軽くなります。
GIFの活用方法
ここからは、実際にGIFはどのような場所で活用されているのか紹介していきます。
InstagramでGIF投稿
まずは、「Instagram」でのGIFの活用方法です。InstagramでGIFを使用出来るのは「ストーリーズ」です。
①作成欄からGIFをスタンプで使用する方法
作成欄の上側にあるスマイルボタンを押す。
GIFが出てくるので、キーワードを入れて検索する。
選んだGIFが表示される。
②作成欄からGIFを背景で使用する方法
作成欄の下側にあるGIF欄を選択する。
キーワードを入れてGIFを検索し選択する。
選んだGIFが背景になる。(背景が動く)
③写真や動画にスタンプ欄からGIFを追加する方法
写真を撮影する。もしくはアルバムから画像を選ぶ。
右上のスマイルボタンからGIF検索を行うと選んだGIFが表示される。
TwitterでGIF投稿
お次は「Twitter」でのGIFの活用方法です。Twitterでは「ツイート」する時にGIFを使用出来ます。
ツイートでGIFを貼り付ける方法
ツイート画面を表示して、画面下にある「GIF」スタンプを表示する。
検索キーワードを入れてGIFを選択する。
ツイート文言内に選択したGIFが表示されるのでそのままツイートする。
LINEでGIF投稿
最後は「LINE」でのGIFの活用方法です。LINEでは「相手にメッセージを送る」時にGIFを使用出来ます。
「ジフマガ」でGIFを送る方法
LINEには2種類のGIFを送信出来る方法があります。一つ目が「ジフマガ」。メニュー欄を開くと、下の部分に「ジフマガ」が出て来ます。
ジフマガを押すと、このように沢山のGIFが表示されます。GIFを選択しましょう。
GIFを選ぶと、送信画面が出るので送信を押すと相手にGIFのメッセージが送信されます。
「Tenor GIFs」でGIFを送る方法
「ジフマガ」の横にある青い「Tenor GIFs」でもGIFを送信することが出来ます。「Tenor GIFs」を選択すると、このような画面が出てくるので送信したいGIFを選びましょう。
送信したいGIFを選択すると、このような画面が出て来ます。送信ボタンを押すと、相手にGIFメッセージを送信出来ます。
GIFを無料で簡単に作る方法
ここからは、実際にGIFを無料で簡単に作成してみましょう!Adobe Photoshopでも作成出来ますが有料なので、今回使用するのはこちらの無料アプリケーション「PicGIF Lite」。動画や写真をGIFに出来ます。
①動画や写真をアップロードする。(画像↓はアップロードした状態)
②右側のプロパティやエフェクトで加工し、右上のGIF作成で完成。
データを軽くしたい場合は、下部分の画像を消去したり、サイズや時間を小さくしてみてください。
③動画から作成したGIFがこちら!
(画像ver.)①GIFで繋げたい画像を選択し、編集する。
②画像を繋げて作成したGIFがこちら!
WEBサイトで作る
WEBサイトで作成するのにオススメなのが「GIF画像(GIFアニメ)作成」です。無料で簡単に作成出来るので手順にしたがって作成してみてください。
①オプション設定で、最大枚数やループの設定を行う。
②GIFにしたい画像を選択する。
③保存を選択する。
たったこれだけで、画像を繋げたGIFが完成します。
スマホアプリで作る
スマホアプリでも作成出来ます。オススメは「GIPHY」という無料アプリです。手順を紹介するので作成してみてください。
①GIPHYで検索してダウンロードする。
②Create ➕を押してGIFを作成する。
③アルバムの画像や動画で作成する場合は右下のボタンを押す。
その場で撮影したものをGIFにしたい場合は真ん中の白いボタンを長押しします。
④編集して「Share GIF」を選択し、「Save GIF」で保存完了。
完成したGIFがこちら!
GIFを軽量化する方法
GIFを作成すると、完成データが重くなりすぎるかもしれません。ここから、そのGIFのデータを軽くする方法を紹介していきます。
①GIF圧縮ツールを使う
先ほど紹介した「GIF画像(GIFアニメ)作成」には、GIFアニメサイズの縮小サイトもあります。容量が大きすぎたものは、ここで調整して小さくしましょう。
圧縮したGIFがこちら!
サイズが小さくなったことで、13 MBあったものを0.29MB(290.61KB)まで小さくすることが出来ました。SNSなどにも活用しやすくなりました。
②画像のサイズを変更する
GIFの色味を変えたり、長さを変えたりしてもデータは軽く出来ます。しかし、せっかくのGIF画像の質を下げてしまうのは勿体無いですよね。オススメは画像のサイズを小さくしてデータを軽くすることです。こちらのサイト「オンラインで様々なGIF画像をサイズ変更 - iLoveIMG」では画像のサイズをピクセルで細かく、もしくは比率で簡単に縮小することが出来ます。
サイズを変更したGIFがこちら
2000×2000の大きなGIFを500×500まで小さくすることが出来ました。