インスタのフォロワーを増やすならハッシュタグが効果的!
ハッシュタグはSNSマーケティングにおいて押さえておきたい基本の機能です。
しかし基本だからこそ、実は奥が深いものでもあります。
インスタグラムのフォロワーを増やしたり、集客したりするにはこのハッシュタグが欠かせません。
さらに、徹底して研究・活用すればより高い効果が出せるのです!
今回はインスタのフォロワーを増やす、いいねを増やすための効果的なハッシュタグの付け方を解説します。
そもそも、ハッシュタグって何?
ハッシュタグとは、クリック可能な「#」の付いたキーワードのこと。
文字の頭に「#」を付けるとそこに自動的にリンクが貼られ、クリックすることで他のユーザーが「#」を付けた投稿を閲覧できるようになっています。
実はインスタのキャプションの中にサイト等のURLを貼ってもリンクされない(クリックできない)ことはご存知でしょうか?
キャプションの中でクリック可能なリンクはハッシュタグのみ。
そのため、インスタではハッシュタグが何よりも重要なのです。
そしてインスタマーケティングにおいても、このハッシュタグの使い方がポイントになってきます。
じゃあ、ハッシュタグがもたらす具体的な効果って?
それでは、ハッシュタグがもたらす具体的な効果とは何でしょうか?
第一に、ハッシュタグを付けることで、インスタの「トップ」や「最近」に投稿が載るため、自分の投稿やアカウントを見つけてもらえる機会が増えます。
そのハッシュタグで検索したユーザーがあなたの投稿を見つけ、興味を惹かれればプロフィールにもやって来てくれるのです。
次に、「いいね!」やフォロワー数の増加にも繋がります。
ハッシュタグ検索から投稿を見たユーザーは投稿が素敵だと思ったら「いいね!」を押しますし、興味あるアカウントならフォローもしてくれるでしょう。
「いいね!」数の増加は、そのハッシュタグが付いた人気投稿が集まる「トップ」に掲載されるチャンスを高め、「いいね!」数が増えれば増えるほどさらに露出を高められるでしょう。
そして、「カフェ」「ファッション」などの汎用ハッシュタグと「場所名+カフェ」「お店の名前」など専用ハッシュタグを組み合わせることで、自社ブランドの認知向上にも繋げられます。
認知度が上がればホームページやECサイトにも誘導しやすくなりますし、ハッシュタグを使ったコミュニティを構築することも可能です。
ハッシュタグによりあらゆる効果がお互いに作用し、相乗効果をもたらします。
実際にハッシュタグをつけてみよう!効果的な付け方教えます
それでは、実際に投稿にハッシュタグを付けていきましょう!効果的な付け方をご紹介します。
テーマに合うハッシュタグを選ぶ
ハッシュタグは適当に選んでいませんか?
あなたの投稿やアカウントのテーマと関連性の薄いハッシュタグを付けても、「いいね!」やフォロワーはほとんど増えません。
ハッシュタグの効果を高めるために最も重要なのは、「そもそもどのハッシュタグを付けるか?」というハッシュタグ選びです。
基本的なことのようですが、投稿に慣れると、例えばカフェ店舗のアカウントなのに「#子育て」なんていう関係のないハッシュタグを付けてしまいがち。(それがカフェのコンセプトと合っていればいいですが…)
まずは自分のアカウントのテーマをしっかり決め、そのテーマに合うハッシュタグをピックアップしましょう。
テーマがある投稿やアカウントはそのテーマと親和性の高いユーザーを集めやすいので、テーマ決めは「いいね!」やフォロワーの増加にも有効です。
参考:今日から使える!インスタグラムで人気のハッシュタグをテーマ別に紹介
1投稿に30個まで
インスタで1つの投稿に付けられるハッシュタグは、上限30個まで。
人気がありフォロワー数も多いアカウントであれば目一杯付ける必要はありませんが、作ったばかりのアカウントならできれば30個ギリギリまで付けたいところです。
30個付けることで、30個のハッシュタグの「最近」に載りますし、「トップ」に掲載される確率もアップします。
ツイッターのような“リツイート機能”がないのがインスタですから、露出を増やしたいならなるべくたくさんのハッシュタグを使うのが効果的です。
アカウントの強さでボリューム数を変える
ハッシュタグを検索したとき、そのハッシュタグの付いた投稿の数=ボリューム数を確認できます。
例えば「#桜」のハッシュタグなら約10.9M(1090万)件。かなりボリュームのあるハッシュタグということです。
しかしボリュームのあるハッシュタグは、競合アカウントもよく使っているハッシュタグだということ。
まだフォロワー数が少なく弱いアカウントだと、競合アカウントの投稿にかき消されてしまいほとんど見つけてもらえないでしょう。
そのため、ハッシュタグのボリューム数を参考にしつつ、自分のアカウントの強さ(=目安はフォロワー数)に合わせて変えていく必要があります。
フォロワー数 | #のボリューム数 | 狙い方 |
1000人以下 | 100〜1万件 | 「検索するけど投稿が少ない」ニッチな#を狙う |
1000人〜4999人 | 1万件〜30万件 | 投稿数も多く、需要も高い#を狙う |
5000人〜1万人 | 30万件以上〜 | ある程度自由に付けられる |
効率的に#をつけるための、ワンランク上のテクニックを紹介!
上記の付け方に加え、さらに効果的・効率的にハッシュタグを付けるためのテクニックもご紹介します!
投稿テンプレートを用意する
インスタの投稿を毎回1から作成していては効率が悪く、毎回文章を考えるのも面倒ですよね。
そこで、投稿テンプレートをメモ帳などに用意しておき、そのままインスタにコピペするという方法に切り替えましょう。
テンプレートにはお決まりのキャプションに加え、下の方に毎回使うハッシュタグも入れておきます。
文章を少し変えたり、ハッシュタグをその都度調整したりするだけで投稿の作成時間を短縮できます。
その分、投稿する写真に手間をかけることができるでしょう。
ハッシュタグをローテーションで回す
ハッシュタグは投稿内容に合わせて変えるのが望ましいですが、ある程度スタメンが決まっているなら、それらをローテーションで回す方式がおすすめです。
使いたいハッシュタグが30個以上ある場合、毎回その中から選ぶのが面倒ですよね。
それならグループ分けしてローテーションで回す方が効率的でしょう。
また後の項で詳しく解説しますが、同じハッシュタグばかり使っているとインスタから“シャドウバン”(自分の投稿が「最近」や「トップ」に載らなくなる)される可能性があり、それを回避するためでもあります。
過去の投稿へハッシュタグのコメントをする
定期的に過去の投稿にコメントしてもう一度最新に反映させるというテクニックも。
インスタの過去の投稿にハッシュタグのコメントをすることで、それがたとえ1ヶ月前の投稿でも「最近」の上の方に再び表示されるようになるのです。
そのとき、過去に「いいね!」が多かった、反響が良かった投稿を選ぶことで、さらに「いいね!」数を押し上げることができます。
「いいね!」数が増えれば人気投稿として表示される可能性も高まるため、時間をかけて1つのコンテンツに注力していくのもいいですね。
みんなに見てもらえるハッシュタグって?
インスタで話題になっている写真や動画が表示される「トップ」。
「最近」は時系列なので一時的にしか表示されないものの「トップ」はある程度固定されているので、長期間掲載されれば多くのユーザーに見てもらえます。
人気投稿の広告効果=「人気投稿のハッシュタグの1日あたりの検索数」×「人気投稿の継続日数」
という方程式で広告効果が求められるので、いかにトップに乗るかがフォロワー増加や集客のかなめです。
しかし、いきなり1000万件以上のボリュームがあるハッシュタグのトップに載るのは難しいこと。
ここで役立つのが、「アカウントの強さでボリューム数を変える」の項で解説した、ボリューム数別のハッシュタグ選びです。
フォロワー数 | #のボリューム数 | 狙い方 |
1000人以下 | 100〜1万件
(スモールキーワード) |
「検索するけど投稿が少ない」ニッチな#を狙う |
1000人〜4999人 | 1万件〜30万件
(ミドルキーワード) |
投稿数も多く、需要も高い#を狙う |
5000人〜1万人 | 30万件以上〜
(ビッグキーワード) |
ある程度自由に付けられる |
これは「フォロワー1000人以下のアカウントは、ボリューム数100〜1万件のハッシュタグしか付けられない」という意味ではありません。
テーマに合うハッシュタグであれば、1万件以上のものを付けてもかまいません。
重要なのはバランスで、スモールキーワードが20個、ミドルキーワードが9個、ビッグキーワードが1個といった付け方をすれば、ニッチな層を押さえつつ、需要の高い層にもチャレンジできます。
スモールキーワードでもトップに載るハッシュタグが多ければ、そこから徐々にフォロワーが増え、ミドルキーワード・ビッグキーワードの比率を高めていけるようになります。
そのように運用しつつ、最終的にはフォロワー1万人以上、ビッグキーワードでのトップ掲載を目指して、少しずつアカウントを強くしていきましょう。
多ければいいってもんじゃない!#をつけるときの注意点
ここまでで、ハッシュタグは多く付ければいいというわけではないことは、ご理解いただけたでしょう。
そこでハッシュタグの付け方テクニックに加え、注意点も合わせて覚えておきましょう!
一言一句正しく付ける
ハッシュタグはローマ字、ハングル、中国語、どんな言語にも対応しています。
さらに日本語の場合、漢字(#桜)・ひらがな(#さくら)・カタカナ(#サクラ)で、同じ意味でも別のハッシュタグとして認識されます。
そのため、ハッシュタグを付けるときは一言一句正しく付けるようにするのが大切。
せっかく狙い目のハッシュタグを見つけて、素敵な写真を用意しても、誤字があると誰にも見つけてもらえません。
ユーザーが知らない#は認知度を上げてから
自社の商品名やサービス名をハッシュタグにしている企業もよく見かけますが、ユーザーが知らないハッシュタグを付けても、投稿数も検索数も少なくほとんど意味がありません。
そうしたオリジナルハッシュタグを付けるなら認知度を上げてからにしましょう。
商品やサービスを普及させるだけでなく、インスタグラムでキャンペーンを開催するのもおすすめ。
一度ハッシュタグの認知度が高まればユーザーからユーザーへと口コミが広がっていくでしょう。
見た目にも気を遣う
ハッシュタグがキャプションの文章中に点在するのは、実はあまり好まれません。
そのため、ハッシュタグは文末に改行なしでまとめて付けるのが鉄則です。
文末に付ければユーザーはキャプションが読みやすくなりますし、どんなハッシュタグが付けられているか文章中から探す手間も省け、見た目も整います。
改行しない理由としては、文章を読むために「続きを読む」ボタンを押した後、キャプション欄が長くなりすぎるのを防ぐためです。
キャプション欄が長いとスクロールする手間もかかるため、キャプションの文章も簡潔にした方がいいでしょう。
効果的に#をつけて、フォロワーといいねを増やそう!
単語や文章の頭に「#」を付けてしまえば、どんなものでもハッシュタグになります。
しかしハッシュタグの効果を高めるためには、ハッシュタグの選び方・付け方がかなり重要なのです。
効果的にハッシュタグを付けてフォロワーと「いいね!」数を増やし、強いインスタアカウントに育てていきましょう!