企業が情報発信する魅力とは?オウンドメディア制作のポイントと成功事例

2019 10/03
企業が情報発信する魅力とは?オウンドメディア制作のポイントと成功事例

近年、企業と消費者の関わり方が変化しています。従来の「企業→広告・ホームページ→消費者」と間に媒体を挟んだ一方通行のアプローチから、双方向でコミュニケーションが取られるようになったのです。

そこで企業が消費者に情報を届け、コミュニケーションを取るための手段としてオウンドメディアが活用されています。今回はオウンドメディアの魅力や作り方を解説しましょう。

 

目次

オウンドメディアの意味と概要とは?

「オウンドメディア(owned media)」とは、一言でいえば自社が所有している媒体(メディア)のこと。

広義では自社ホームページ、自社ブログ、SNSアカウントといったものを指しますが、「自社が運営・管理するwebサイト」という狭義の意味で使われることが多いです

掲載するコンテンツは自由で、イベントレポートや社内ブログ、社員メッセージ、商品紹介などの他、豆知識や啓発などの有益な情報を掲載するメディアもあります。

 

ペイドメディア・アーンドメディアとの違い

「オウンドメディア」「ペイドメディア」、「アーンドメディア」の3つを合わせて「トリプルメディア」と呼びます。それぞれどう違うのでしょうか?

「ペイドメディア」とは、簡単に言えば広告のこと。テレビ(CM)、新聞、雑誌などからWeb広告、スポンサーシップなどがこれにあたります。

「アーンドメディア」は拡散するためのメディアで、テレビ(番組)、SNS、Web掲示板等を使って情報を拡散し、広く認知させることが目的です。

オウンドメディアは載せるコンテンツや表示のさせ方など自社でコントロールできるのに対し、ペイドメディアとアーンドメディアは自由が効きにくいです。

しかし、場合によってはオウンドメディアより拡散力や集客力があるため、トリプルメディアをうまく組み合わせてくことが重要になります。

 

オウンドメディアのメリット

オウンドメディアを活用するとどんなメリットがあるのでしょうか?

企業でも個人でも始めやすい

ペイドメディアとアーンドメディアは広告費を支払ったり、メディアに取り上げられる必要があり、自分で露出をコントロールできません。しかしオウンドメディアならすぐに取り組めます。

企業はもちろん個人でも自分のメディアを作る人が増えており、それくらいハードルが低いということです。

マネタイズできる

企業は商品やサービスを売ることで収益を得ますが、オウンドメディアを持っていることでそこから新しくマネタイズすることもできます。

例えば露出が増えればGoogleアドセンスなど、アドネットワークの広告を貼って収益化することができますし、広告枠を販売して他社の広告を表示させるスポンサーシップも可能です。もちろん、オウンドメディア経由で商品・サービスが購入されることも増えるでしょう。

情報発信・採用など幅広く活用可能

オウンドメディアに掲載するコンテンツに制限はありません。日記のようなブログでも、広報でも、豆知識の紹介でもOKなのです。

幅広く情報発信ができるため、目的ごとにページを作ったり、企業が伝えたいメッセージをユーザー・消費者まで直接届けられます

 

顧客の信頼を得やすい

近年は「商品が良かったから買う」に加えて「この企業が好きだから買う」という消費行動も増えてきました。その行動を促すための企業イメージアップに貢献できるのがオウンドメディアです。

特に顧客の信頼を得やすいのが、オウンドメディアによる有益な情報の発信。転職サービスを提供している会社なら、面接のコツやブラック企業を見分けるポイントなど、オウンドメディアを見る人のためになる情報を届けるのが最適です。

 

オウンドメディアの作り方と制作のポイント

続いて、Webサイト型のオウンドメディアの作り方と制作のポイントを手順ごとに解説します。

 

準備に必要な3つのこと

いきなりオウンドメディアのためのWebサイトを作ろうと思うと、何から取り組めばいいかわからないもの。そこで、サイト制作前の準備に必要なことをまとめておきましょう。

 

運用の目的

なぜそのオウンドメディアを作りたいのか、最初に運用の目的をハッキリさせておきましょう

  • 顧客の信頼を得たい→ためになる情報を発信する
  • 広報に活用してイメージアップをはかりたい→企業の活動内容や取り組みなどを発信
  • 求職者を集め、自社への就職を検討してほしい→採用情報に加え社内の良さをアピール

といったふうに、目的によって掲載するべきコンテンツが変わってくるためです。

 

集客チャネル

どこからアクセスを集めるのかも重要です。オウンドメディアなら検索かSNSでの流入が一般的ですが、

  • 検索流入を狙うならSEOキーワードを重視する
  • SNS流入を狙うなら拡散されやすいテーマを重視する

と、運用方針が変わってきます。

 

運用方法

オウンドメディアを制作したら次のどちらの方法で運用するかも決めましょう。

  • 自社で運用する
  • 運用は外注して任せる

自社で運用する場合、伝えたいメッセージがブレることなく届けられますが、人材や時間などのリソースを割かなければいけません。外注する場合には、ライターや編集者などの人材を探す必要があります。

自社の現状のリソースと照らし合わせながら運用方法を決めましょう

 

サイトの立ち上げ方

準備が整ったら、早速サイトを立ち上げてみましょう。その際の選択肢には、

  • エンジニア等を採用して自社で制作
  • サイトの制作のみ外注し、運営は自社で行う
  • WordPress、はてなブログなどのCMSサービスを利用する

といったものがあります。自社で1から制作する場合と制作の外注には数十万の費用がかかりますが、CMSサービスを活用すれば初期費用・ランニングコスト共に抑えることができます。

 

記事制作の極意

サイトを立ち上げたらいよいよコンテンツ(記事)制作です。その際、最初に決めた集客チャネルを思い出しましょう。

記事制作の際には、最初にテーマを決めておくのがおすすめです。SEO上位を狙うなら対策キーワードをピックアップし、SNSでバズりたいならキーワードよりも共感性などを重視します

また、実際に執筆するときはいきなり書き始めると伝えたいテーマがブレやすいです。最初に見出しを全て書き出して記事構成を完成させ、肉付けするように見出しに沿って内容を埋めていきましょう。

記事執筆の際には、凝った表現よりも誰でも理解できるようなわかりやすい表現の方が読まれやすいです。専門用語はなるべく避け、わかりやすさ重視で筆を進めていきましょう。

 

検索結果のランキング上位に入るべきか?

ここで度々問題になるのが「検索上位に入るべきか=SEOを重視するか」ということ。Googleの検索エンジンは強い影響力を持つため、ランキング上位に入れば確かに多くのアクセスが見込めるでしょう。

しかし、今はWebサイトが飽和状態にあり、競合がたくさん存在します。上位に入るためには対策キーワードから検索意図を探り、ユーザーファーストの記事を執筆しなければいけません。

ただ、最近は若い人を中心に「Google検索よりもSNS」で情報収集する人も増えました。若い世代をターゲットにするなら、共感性が高く話題を呼ぶようなテーマを設定し、SNSでの拡散を狙うのも有効です。

次に繋げるデータ分析

記事執筆をして公開したら終わり!…ではありません。オウンドメディアは常に更新していく必要があり、顧客を飽きさせないような工夫が集客や信頼を得るためのポイントになります。

サイト立ち上げの際にGoogle AnalyticsやSearch Consoleといったアクセス解析ツールを導入しておきましょう。運用開始してからしばらく経った後に確認すると、今までのデータを見ることができます。

PV数や流入経路、ユーザー層などのデータを分析し、次なる一手を打ち出しましょう!

 

事例に学ぼう!2018/19年の人気オウンドメディア一覧

最後に、2018年〜2019年の人気オウンドメディアを4つご紹介します。それぞれどんな活用の仕方をしているのか、ぜひ参考にしてみてください!

 

ferret

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TRILL

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LIG

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ホームページとオウンドメディアを一体化することでアクセスを1つに集中させることができるというメリットがあり、より集客力を強化できるでしょう。

 

mecan

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フリマアプリで人気のメルカリは、mercanというオウンドメディアを運営しています。主婦層に人気のメルカリですが、こちらのメディアはややビジネス寄り。

そのため、ブレイクしたメルカリの運営者がどんな活動を行なっているのか、スタッフはどんなことを考えているのかなどを覗き見ることができ、その透明度が消費者からの人気を下支えしているのです。

 

オウンドメディアで情報発信をしてみよう

オウンドメディアはトリプルメディアの中で一番コントロールしやすい媒体で、自社から直接消費者にメッセージを届けることができます。有益な情報を発信すれば、消費者からの信頼も獲得でき、ひいては売上アップにも貢献できるでしょう。

ネットの普及もあり、今は情報が重要とされている時代。あなたもぜひオウンドメディアで情報発信を始めてみてはいかがでしょうか?

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