「勢いに乗ってオウンドメディアを立ち上げたものの、このままどう運営していけばわからない」「オウンドメディアを収益化する方法はあるのか?」
あなたはそんな疑問を持っていませんか?
オウンドメディアの目的は集客やブランディングなど様々ですが、実はオウンドメディアから直接マネタイズすることは可能です。
本記事ではオウンドメディアでの収益化方法を、1つずつ解説します。
オウンドメディアを【広告】でマネタイズ
オウンドメディアに広告枠を取り、そこに広告を入れることでマネタイズする方法があります。
“オウンドメディア運営”そのものを生業としている企業や個人は、広告でのマネタイズが中心となるでしょう。
純広告
オウンドメディア内の目立つ部分に広告枠を取り、広告を配信することでマネタイズする方法です。
オウンドメディアのジャンル、メディアの読者(ペルソナ)と広告の親和性が高ければクリック率も高くなり、広告効果も高くなります。
ただ、オウンドメディアの規模が大きくそこそこのアクセス数がないと、広告の表示回数(インプレッション)も減るので、高い広告料を貰いにくくなります。
オウンドメディアが成長するまでは、次に紹介するCPC広告や記事広告などを利用するといいでしょう。
例えば、本メディア『EDiT.』では、読者層にwebの制作に関心が高いユーザーの方がいるため、「エンジニア」に関する広告を貼り付けています。
参考:EDiT.
アドセンスなどのCPC広告
オウンドメディアには「クリックでいくら」というCPC広告も貼り付けられます。
オウンドメディア上にバナー型やインフィード型の広告枠を設け、そこに広告が表示される仕組みです。
CPC広告で代表的なのがGoogleアドセンスやYahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)など。
ユーザーのWebでの行動履歴や検索履歴に合わせて自動で表示される広告が変わるため、ユーザー属性・興味関心に合った広告を配信できます。
例えば、クルマが好きでよく検索をする筆者には、クルマに関する広告が表示されます。
参考:YAHOO!
記事広告(ネイティブ広告)
オウンドメディアのコンテンツの1つとして記事広告を配信してマネタイズできます。
例えば「オモコロ」の記事広告「強くてカッコいいファイターを目指せ!オリジナル格ゲーキャラ選手権」が参考になります。
参考:強くてカッコいいファイターを目指せ!オリジナル格ゲーキャラ選手権|オモコロ
一見すると普通のネタコンテンツのように見えますが、記事の中では他社の魅力を紹介しています。
こうした記事広告は「ネイティブ広告」とも呼ばれ、他のコンテンツの中に溶け込むように配信できるのが魅力です。
ただしステマにならないよう、きちんと「記事広告」や「PR」「〇〇様のご提供です」といった文言を入れなければいけません。
オウンドメディアを【販売】でマネタイズ
もちろん、オウンドメディアを通して集客を行い、商品やサービスを販売することでマネタイズする方法があります。
自社商品の他に、在庫として仕入れた他社商品も販売できるのが特徴です。
自社商品・サービスの販売
自社の商品・サービスを持っていれば、オウンドメディアで集客・販売が可能です。
オウンドメディアで情報発信をすることで商品・サービスへの期待度を高め、購入の後押しができるでしょう。
さらに販売できる商品はオンライン・オフライン問いません。
例えば「北欧、暮らしの道具店」のように生活に便利なアイテムを販売することも可能です。
他には、恋愛情報を発信して集客し、自社が展開するマッチングアプリをダウンロード・利用してもらうという手段でマネタイズを図っているPairsのような事例もあります。
ちなみに、弊社ロースターではオウンドメディアやWebマガジンの制作サービスを提供しています。
他社商品・サービスの販売
自社商品がない企業でも、オウンドメディア内で他社の商品・サービスを販売できるのがアフィリエイトサービスです。
「アフィリエイト」とは、広告主がASPを通して商品広告の出稿を依頼し、メディア管理者がASPから商品広告を選び、メディア内でリンクを貼り付けて紹介。
消費者がリンクをクリックしてコンバージョンすれば、メディア管理者に収益が発生する仕組みです。
個人ブロガーが利用している印象ですが、オウンドメディア事業者もメディアの特徴に合わせた商品を選んで利用しています。
オウンドメディアを【その他の方法】でマネタイズ
広告と販売が主なマネタイズ方法ですが、実はプラスαの企業価値を持っていれば「イベントの開催」と「有料コンテンツの提供」という方法でもマネタイズが可能ですよ。
イベントの開催
オウンドメディアで情報を提供し続けユーザーからの知名度や信頼度を上げると、イベントを開催して収益を得ることもできるようになります。
イベントの内容はセミナー、著名人による講演会、展示会、ワークショップなど。1000円の参加費でも大勢が集まれば数万円の収益になりますし、数日間にわたって開催することも可能です。
例えば「宣伝会議オンライン」では運営元の「株式会社宣伝会議」が主催するイベントが多数紹介されています。
その後イベントの様子もコンテンツ化でき、さらなる集客・認知に活用できるでしょう。
有料コンテンツの提供
オウンドメディア内に有料コンテンツを設置し、ユーザーに課金してもらうことでマネタイズする方法です。
自社でコンテンツの内容・価格・条件などを設定でき、状況によってコントロールできるのが魅力。
例えば有料記事の配信や、一部の機能をロックして「〇〇プラン」への登録を促すなど。
レシピ動画を提供している「クラシル」ではプレミアムプランを用意し、人気ランキングを解放したり、ランキング上位のレシピを閲覧したりと“できること”を増やしています。
オウンドメディアのマネタイズ方法を組み合わせて収益UP
オウンドメディアは使い方によってマネタイズの幅が広がります。
広告配信だけでなく、自社・他社商品の販売やイベント開催など、収益化の方法はいくらでもあるのです。
もちろん複数のマネタイズ方法を併用することもできるため、組み合わせながら収益UPを狙いましょう!