オウンドメディア運営担当者に必要な知識・スキル・ノウハウとは?

初めてオウンドメディアの運営を任された担当者は、オウンドメディアに関する知識やノウハウを知らないと、何から手を付ければいいのか、そしてどうやってチームをまとめればいいのかわかりませんよね。

オウンドメディア全体の業務を統括する立場だからこそ、しっかりと知識やスキル、ノウハウを身に付けておきたいもの。

今回はオウンドメディア運営担当者に必要な要素をご紹介します。

目次

オウンドメディア担当者に必要な知識

オウンドメディア運営をするうえで押さえておきたい知識は3つ。

どのような場面で役立つのか、そして知識の身につけ方を解説します。

SEOの知識

オウンドメディアへの流入は検索エンジンがメインとなります。

そのためSEO対策が必須ですが、SEO対策にはやはり最低限のSEO知識を身に付けておかなければいけません。

SEOに関する書籍は数多くありますが、検索エンジンのアルゴリズムは毎年アップデートされます。

書籍に加えWebやSNSでも情報収集をして、自分のSEO知識を常に新鮮なものにアップデートしていきましょう。

マーケティング知識

どのオウンドメディアもターゲット設定をしたり、ターゲットのニーズに応えたコンテンツをアップしています。

ターゲット設定や市場ニーズを探るには、マーケティング全般に関しての知識が必要になってくるでしょう。

マーケティング知識といってもかなり幅広いですから、まずはオウンドメディアやトリプルメディアに関するもの、コンテンツマーケティングに関するものから勉強していくと、現場で即戦力になります。

SNSと広告の知識

オウンドメディアと相性の良いSNSや、オウンドメディアへの集客を加速化させる広告も、オウンドメディアを運営する中で深く関係する分野です。

SNSや広告をいざ運用するとなったときにすぐ対応できるよう、SNSと広告の知識も身に付けておきたいところです。

SNSは使い方のハウツーではなく、SNSマーケティング関連の知識を身に付けましょう。

また広告はどんな種類があり、どんな運用方法があるのかを把握しておき、オウンドメディアに効果的な広告を選べるようにしておきましょう。

オウンドメディア担当者に必要なスキル

オウンドメディアはコンテンツを更新することだけが運営ではありません。

企画立てやディレクションに必要なスキルも身に付けていきましょう。

コミュニケーションスキル

オウンドメディア担当者はチームと関わる場面が多いです。

ライターや編集者とどうやってコミュニケーションを取るかが重要で、メンバーの特性を生かすも殺すも担当者の関わり方次第。

フィードバックの伝え方を工夫しないとライターが傷付くこともありますし、編集者と連携が取れないと運営が滞ります。

より良い関係性を築けるようなコミュニケーションを意識していきましょう。

リーダーシップ

チーム全体を引っ張っていく立場にあるなら、リーダーシップも必要となるでしょう。

的確な指示を出せることや、もしくはカリスマ性もリーダーに求められる要素かもしれません。

ただし自分が主役になるのではなく、裏方に回って上手にみんなをサポートする方が、チーム全体の士気を高められます。

頼れる担当者になれるよう、リーダーシップ・リーダー論を学問的に学んでみるのもいいかもしれません。

取捨選択スキル

オウンドメディア運営の責任者ともなれば、この記事テーマはメディアに合っているか、ここで紹介する商品・サービスはターゲットに合っているか、このライターとの相性はいいかなど、取捨選択する場面も多くなるでしょう。

そこで求められるのが、物事をしっかりと見極め、最適な選択ができることです。

取捨選択スキルは、オウンドメディア運営に関わらずどんなシーンでも活かせるため、自分の感性を磨いておくといいですね。

営業・広報スキル

他の媒体に取り上げてもらう、インタビューのアポイントを取る、プレスリリースを書くなど、オウンドメディアが成長するにつれて営業や広報活動をする必要性も出てきます。

そのとき営業・広報スキルがあれば必ず役に立つでしょう。

今まで営業や広報をしたことがある人はその経験を活かせますが、経験がない人は少し億劫に感じるかもしれません。

一番は経験を積むことなので、オウンドメディアの営業や広報活動は良いきっかけになるはずです。

オウンドメディア担当者に必要なノウハウ

ノウハウとは日本語で「手続き的知識」と言い、技術的な知識のこと。

概念や思想ではなく、現場ですぐ役立てられる実践的な知識のことを指します。

オウンドメディア担当者に必要なノウハウも、早い段階から身に付けておくと安心です。

オウンドメディアの運営ノウハウ

やはり欠かせないのがオウンドメディア運営のノウハウです。

  • オウンドメディアを運営する目的は何か?
  • オウンドメディアはどうやって作るのか?
  • 運営メンバーは誰を何人くらい揃えるのか?
  • 最適なKPIやKGIは?
  • KPIやKGIを達成できる施策は?
  • オウンドメディアを具体的にビジネスにどう活用するのか?

オウンドメディア運営ノウハウは突き詰めていくとかなり細分化されます。

その1つ1つを理解し、実戦することが大切です。

プラットフォーム・ツールの操作ノウハウ

オウンドメディアの記事を投稿するためのプラットフォーム(CMSなど)や、アクセス解析ツールなどの操作ノウハウも知っておく必要があるでしょう。

有名なCMS、WordPressをひとつ取っても、ライターなら新規投稿や編集操作ができれば十分ですが、オウンドメディア全体を監督する立場なら、ユーザー設定やSEO設定などの業務があります。

アクセス解析ツールは次の施策を考えるためのものですから、こちらも細かい操作をしなければいけません。

とはいえプラットフォームやツールの操作は触っていくうちに慣れるものですから、普段から使うようにすると良いでしょう。

ライティング・編集ノウハウ

メンバーが少ないうちは、オウンドメディア運営担当者が自らライティングしたり、編集したりといった業務も担当することがあります。

もしくはライターや編集者に指導する機会も多いでしょう。

そのとき担当者自身にライティングや編集のノウハウがなければ良いコンテンツはできませんし、指導するにしてもあまり信憑性がありません。

コンテンツ作りにも関わるのなら、必ずライティング・編集ノウハウも改めて勉強し直しましょう。

SEO対策のノウハウ

オウンドメディアに欠かせないSEO対策。前項でSEO知識を身に付けましょうと解説しましたが、知識だけあっても現場に活かせなければ意味がありません。

SEO対策のノウハウとは、正しくHTMLタグを付けること、最適なキーワードを選ぶこと、スマホ対応の仕方を知っていることなど。

メンバーから「これはどうしたら?」と質問されたときに、具体的な手順を示せるのが理想的です。

総合的な知識・スキル・ノウハウを身に付けて現場に役立てよう

オウンドメディア運営担当者は総合的な知識・スキル・ノウハウを身に付け、運営やディレクションの現場に役立ていきましょう。

そうすることで、チーム全体をまとめ、オウンドメディアを安定して運営していけます。

営業が苦手なら営業の練習をする、SEO知識に自信がないなら本を買って勉強するなど、まずは自分に足りていない要素から取り組んでみるのがいいかもしれません。

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