自分を発信するツールや副業として、ブログが注目を浴びるようになりました。
ブログで成果を出すのは毎日の継続が重要ですが、中には「ブログがなかなか書けない」「毎日更新ができない」と悩む人も多くいます。
初心者がブログを続けるためには、何が必要なのでしょうか?今回はブログが書けない理由や対処法をご紹介します。
ブログが書けない理由や原因は?
アメーバブログにしろ、WordPressにしろ、誰しも最初は情熱を注いで開設したブログのはず。それなのに、しばらく経つとブログが書けない・続けられなくなる理由とは何でしょうか?
時間がない
会社員をしながらブログを書くサラリーマンや、家事と育児をしながらブログを書く主婦。どちらの立場であっても「時間がない」と感じることはよくあります。ただ「時間がない」には、実は2つのパターンがあるのです。
- 毎日が多忙すぎて、単純に時間がない
- 実はダラダラする時間が多く、時間がないように“感じている”
前者なら時間がないのは仕方ないこと。転職や時短勤務にする、何かを手放すなどして、時間を作るしかありません。
しかし、ほとんどの人は後者でしょう。SNSを眺めている時間、テレビを見ている時間など、目的もなく“何となく”で過ごしている時間はありませんか?
そういった時間は、1日にすると1時間以上になる場合も。1時間あれば、ブログを書く時間としては十分ですよね。
本当に時間がないのか?それとも「時間がない」と錯覚しているだけなのか?を見極めましょう。
完璧を目指そうとしている
実はまじめな人ほどブログが書けません。なぜなら、まじめに完璧を目指そうとしているからです。
Web上には似たようなブログ記事がたくさんありますが、SEOで順位が決まっていても、上位の記事が唯一無二の正解とは限りません。正解がないのに完璧を目指すのは無理な話ですよね。
完璧を目指そうとする姿は、自分に自信がないことへの表れでもあります。自分が完璧じゃないから、少しでも完璧に見せようとしているのです。
張り合いがない
張り合いがない、つまりブログが楽しくないのも、続けられない理由のひとつです。
ではなぜブログに張り合いを感じられないのでしょうか?理由は人それぞれですが、よくある理由は次の3つ。
- 思うような成果が出ない
- 1人でやっていて孤独
- ライティングが苦痛
ブログが楽しくない原因を考えて、個別に対処していくしかありません。
ネタがない
ブログの初心者と上級者が陥りやすいのが「ネタがない」という課題です。
初心者はまだ要領を掴めていないのもあり、「そもそも何を書けばいいの?」と悩みがち。そして意外にも上級者は、ブログを書き慣れているからこそ「もっと完璧なネタを探さなければ」「過去に書いていないネタにしなければ」と自分を追い込みがちです。
ブログを書いていれば、遅かれ早かれネタがない状況はやってきます。そのときにどう対処するかを、今のうちに考えておくといいかもしれません。
心の中で否定している
ブログを始めてみたものの、心の中では「どうせムダ」だと思っていませんか?言葉には出さなくても心の中で否定してしまっては、ブログへのモチベーションが落ちるのは当然です。
ブログを書いていれば、誰でも「今やっていることはムダなのかもしれない」と悩むことはあるもの。問題は、その後どう行動するかですよね。
もし本当にムダだと思うならきっぱりとやめ、悩んでいる時間を仕事や他のスキルを磨く時間に費やした方が有意義です。
それでもブログをやる価値があると感じているのなら、まず否定することをやめましょう。そして「ムダかもしれないけど、少なくとも文章力は身につく」など、ブログを続けるメリットを考えてみてください。
ブログがなかなか書けないときの対処法
ブログが書けないときは立ち止まってはいけなません。立ち止まるとエンジンが切れてしまい、体が重くなり、なおさら書けなくなるためです。次にエンジンをかけて温まるまで、かなりの時間を要します。
ブログがなかなか書けないと悩んでいる人は、立ち止まるのではなく、次の対処法を試してみてください!
ブログの優先順位を上げる
最初にやるべきことは、ブログの優先順位を上げることです。特に初心者はブログを書く習慣ができていないため、優先順位を上げなければいつまでもブログが書けません。
ブログの優先順位を上げるなら、他の優先順位を下げる必要がありますよね。趣味の時間や友人と会う時間を犠牲にしなければいけない人もいるかもしれませんが、成果を出したいなら大きな変化を起こす覚悟が必要なのです。
これはブログに限った話ではありません。受験勉強やスキルアップ、筋トレなど、あなたが本気で取り組みたいことがあったら、優先順位を上げましょう。
がんばらなくても書けるネタを持っておく
忙しくて時間が取れなかった日や、気分が落ち込んだ日、女性なら生理前など、どうしてもやる気が出ない日もあるでしょう。そんなときのために、がんばらなくても書けるネタをいくつか持っておきましょう。
どうしてもという日は、ただの日記や写真の連投でもOK。内容よりもまず「更新すること」を優先します。気に入らない記事は後から消してしまえばいいのです。
読者はただの日記に興味はないため何日も続けるのはNGですが、たまに日記を書く程度ならブランディングにもつながります。
文章の型を勉強する
なかなか筆が進まない人や、ライティング自体が苦手な人は、ぜひ文章の型を勉強してみてください。文章の型を知っているだけで、まず何から書き始めればいいのかがわかるためです。
例えば、本記事もですがWebメディアの文章はPREP法で書かれてあるものが多いです。
- Point(結論):最初に結論を示す
- Reason(理由):その結論の理由を示す
- Example(具体例):根拠を示す
- Point(結論):最後にもう一度結論を示す
PREP法ではます結論から書き始めるため、最初の一文字目を打ちやすくなります。あとは型に沿って書いていくだけ。
文章の型を用意すれば、かなりブログが書きやすくなるはずです。
完璧を捨てる
ブログが書けないのに、完璧に書こうとするのはナンセンスです。「100%の完成度で上げよう」とするのをやめましょう。
文章などのクリエイティブなものは、いじろうと思えばいつまでもいじれます。しかしどんなに良くしようと思っても、自分が満足する出来になることはほとんどありません。
80%や50%、なんなら30%でもいいから、とにかく書き上げて更新すること。自分が30%の完成度だと思っていた記事が、読者には80%に感じられることだってあります。もちろんその逆も然りですが、要は「完璧か」「完璧じゃないか」なんて自分の主観でしかないのです。
質が低い記事は後から消すなり、noindexにするなり、リライトするなりして対処することにして、まずは完璧を捨てて自由に書いてみましょう。
本を読みすぎない
文章術やブログの本をただひたすら読んでも、行動しなければ意味がありませんよね。ブログの初心者ほど、本を読むのに必死になってブログを書きません。
自分の裁量で好き勝手書けるブログなら、文章力は基本さえ備わっていればOK。本を読んでノウハウを吸収すると、それだけで満足して「やった気」になってしまうのです。
ブログを書く前に読む本は一冊で十分。学んだ内容は忘れる前にアウトプットしましょう。
スランプ!?ブログが書けなくなったときの対処法
筆者もライターであり、ブログを運営する個人でもありますが、やはり毎日文章を書いているとスランプに陥ることがあります。
筆者の経験から言うと、スランプ状態でただ待っていても、天から言葉が降ってくる、そのうちやる気が湧いてくるなんてことはありませんでした。
ここでは、今まで書けていたのに、スランプになってブログが書けなくなったときの対処法をご紹介します。
SNSでミニブログを書いてみる
スランプのときは「気合を入れずに書く」ことがポイント。そこで、SNSでミニブログを書いてみましょう。
InstagramやFacebookは上限2000文字まで書けるため、ちょっとした想いをしたためるのに向いています。またはTwitterの140文字を使って、超ミニブログを書いてもいいでしょう。
実はこの140文字の制限は、力を抜いて文章を書くのにちょうどいい文字数なのです。
とにかく、スランプ状態でも「何か書いてみる」ことが大事。SNSの投稿を集約してひとつのブログ記事にするという裏ワザもありますよ。
構成案だけ作っておく
書きたいテーマがあっても、実際に書くとなるとしっかり構成を練ってから書く必要がありますよね。最初から最後まで仕上げるには時間もかかり、スランプ状態だと特に疲れやすいです。
そこで構成案だけ先に作っておいて、放置してしまいましょう。書きたくなったとき、もしくは少しでもモチベーションが上がったときに、見出しを少しずつ埋めていくように書きます。
構成を作っているうちに、そのテーマについて書きたい気持ちがふつふつと湧いてくることも。集中力が軌道に乗ったら、そのまま一気に書き上げるのもいいですね。
尊敬する人のブログを読む・動画を見る
憧れの人が活躍しているのを見るとモチベーションが上がりませんか?
ブログでも同じで、尊敬する人のブログを読んだり、YouTubeで動画を見たりしているうちに、ブログを書きたくなることがあります。自分の憧れが刺激されることで、気持ちが前向きになり、何か行動したくなるんですね。
しかし、その効果はあまり長く持続しません。半日もすればモチベーションは元に戻るため、尊敬する人から刺激を受けたらなるべく早く行動することが大切です。
インプットをして書きたいネタを見つける
ネタがなくてブログが書けない人は、ベタですがインプット量を増やしてみましょう。ただし、いつもとは違う視点から物事を見ることが重要です。
いつもビジネス書を読んでいるなら、今日は小説を読んでみる。いつも最寄駅から降りているなら、今日は最寄駅の2駅前で降りて歩いて帰ってみる。
そうした“いつもと違う行動”により新鮮なインプットができます。そして、ブログに活用できる新たなネタが生まれるかもしれません。
「ブログが書けない」を打開するには習慣が重要
検索の1ページ目に表示される、アクセス数がグイグイ伸び始めるなど、ブログの結果が出るまでには最低でも1年以上はかかるもの。長期的に戦わないといけないため、途中何度も「ブログが書けない」と悩んでいてはキリがないですよね。
本記事で紹介したブログが書けないときの対処法をぜひ実践してみてください。そしてブログを書くことを習慣にし、長い戦いに備えましょう!