主語と述語のねじれに注意!伝わりやすく書くための文章のクセの直し方

文章には書き手のクセが表れるものです。人それぞれのクセがありますが、文章で主語と述語の“ねじれ”がクセづいてしまっている人は注意!文法的にも間違っていますし、読み手に正しく意味が伝わらないかもしれません。

本記事では、ねじれた主語と述語の関係を直す方法をご紹介します。「もしかして、正しく書けていないかも?」と不安に感じた人は、自分の文章を一度見直してみましょう。

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主語と述語のねじれとは?

主語とは、文章の中にある動作や作用を行う対象の語句のこと。そして述語とは、主語が実際に行う動作や作用のことです。

例えば「犬が歩いた」の主語は「犬が」、述語は「歩いた」となります。

そして「ねじれ」とは、この主語と述語がかみ合わない状態・ずれている状態のことを言います。

実は主語と述語のねじれは意外とあちこちに溢れており、素人はもちろん文章のプロであるライターや編集者も気付きにくいのです。

主語と述語の関係がずれている文章の特徴

では、主語と述語の関係がずれている文章にはどんな特徴があるのでしょうか?まずは次の例文を見てみましょう。

ダックスフンドの好きなところは、細長い体に短い手足のフォルムが可愛いからです。

短い一文ですが、主語と述語がねじれています。違和感を覚えて、2回3回と読み直した人もいるのではないでしょうか?

主語と述語がねじれている文章には、1回読んだだけではすぐに意味が理解できないという特徴があります。どことなくスッキリしないため、筆者の言いたいことを理解できるまで読み直してしまうんですね。

ねじれが起こる原因

では、なぜ主語と述語のねじれが起きてしまうのでしょうか?

その原因も知っておくことで、ねじれを防げるかもしれません。

単文・重文・複文

文章はその構成によって単文・重文・複文の3パターンに分けられます。

単文:1つの主語に対し1つの述語しかないシンプルな文章
…「犬が歩いた」

重文:主語と述語のペアが、2つに並んだ文章(並列関係)
…「犬が歩いて、猫が走った」

複文:主語と述語のペアが、修飾語の中に含まれている(入れ子関係)
…「犬が猫の走った後を追うかのように歩いていった」

重文と複文は一文の中に複数の主語と述語が存在するため、主述の関係性が単文よりも複雑になります。

そのため、書き手も気付かぬうちに主語と述語がねじれてしまうのです。

主語の省略

日本語にはわかりきった主語を省略する性質があります。特に重文・複文になると省略されやすいです。

主語の省略は文章をスッキリさせるには大切なライティング技法ですが、それゆえに主語と述語がねじれてしまうことも。

たとえ主語を省略しても、本来はどこかに主語が存在しているため、正しい主述の関係を維持しなければいけません。

主語と述語のねじれを直す方法

主語と述語がねじれるのは、文章を書く人のクセでもあります。つまり、普段からねじれた状態で書いていると(さらにねじれに気付かないでいると)、その書き方がクセづいてしまうんですね。

そこで、ここでは主語と述語のねじれを直す方法を3つ解説します。

主語と述語だけを抽出する

主語と述語のねじれは自分では気付きにくいものですから、他人から指摘されてはじめて気付く人も多いです。

他の人に自分が書いた文章を読んでもらう方法が一番簡単ですが、毎回人に頼めるわけではありませんよね。では、自分でねじれを見つけるにはどうすればいいのでしょうか?』

まず、自分の文章を1回読んで「意味がよくわからないぞ?」と思ったらねじれを疑いましょう。読後に違和感があるなら、どこに違和感があるのか見つけてみてください。

また、一文の中から主語と述語だけを抽出することでも見つけやすくなりますよ。

私の日課は、仕事終わりにスポーツジムで汗を流します。

この文章の主語は「私の日課」、述語は「汗を流します」ですが、主述の関係がおかしくなっていることがわかりますね。

「日課」に呼応するのは「する」の動詞を用いた「〜すること」という形式名詞(抽象名詞)の表現なので、正しくは次のような文章です。

私の日課は、仕事終わりにスポーツジムで汗を流すことです。

文章を分解する

長い一文は複数の文章に一旦分解してみましょう。分解したうえで、伝えたい要素を箇条書きにしてみるのもいいかもしれません。

タンパク質を多く摂れる食品は、鶏肉や牛肉、大豆製の豆腐や豆乳、牛乳やチーズなどの乳製品などに含まれています。

↓分解

・タンパク質を多く摂れる食品は

・鶏肉や牛肉

・豆腐や豆乳

・牛乳やチーズ

・以上に(タンパク質が)含まれている

すると、分解した文章それぞれの主語と述語がぼんやり見えてきます。省略された主語も含め、主語+述語のワンセットを作りましょう。

タンパク質を多く摂れる食品(主語)は〜〜〜である(述語)

↓文章を直す

タンパク質を多く摂れる食品は、鶏肉や牛肉、大豆製の豆腐や豆乳、牛乳やチーズなどの乳製品などです。

文章を書き慣れている人、頭の中で瞬時に分解できる人は、この過程を省略していきなり主述の関係を改善してもかまいません。

主語と述語を正しい関係で配置する

主語と述語がおかしくなっている箇所を見つけたらねじれを直します。しかし、ねじれを直すためには、主語と述語の正しい関係を理解している必要があります。

では、例文で見ていきましょう。

ダックスフンドの好きなところは、細長い体に短い手足のフォルムが可愛いからです。

主語は「ダックスフンドの好きなところ」、ですが、述語は「可愛いから」と理由が挙げられています。しかし「〜なところ」「〜な点」といった主語に呼応するのは「〜なこと」や「〜な点」といった述語です。そのため、この文章は微妙にねじれているんですね。

ダックスフンドの好きなところは、細長い体に短い手足のフォルムが可愛い点です。

このように、主語に対してどの述語を使うのが正しいのか?をしっかり理解したうえで、ねじれを直しましょう。

ねじれ文の予防法

ねじれ文がすでにクセになっている人は、普段から意識して予防することが大切。そこで、うっかりねじれてしまわないように、予防方法をご紹介します。

一文に要素を詰め込みすぎない

文章のねじれは、単文よりも重文、重文より複文と、文章構造が複雑化するほど起こりやすくなります。そのため、一文に要素を詰め込みすぎないように注意しましょう。

どうしても重文、複文となる場合には不要な修飾語や並列を省くなどして、なるべく文章をシンプルにします。

長文は読者にとっても読みにくく、意味も理解しにくいため、書き慣れていない人ほど「シンプルな文章」を意識することが大切です。

主語と述語の関係を常に意識する

普段何気なく文章を書いている人は、今一度主語と述語の関係を意識しながら書くようにしましょう。

「主語と述語は正しく呼応しているか?」「うっかりねじれてしまっていないか?」など、少し意識するだけでも、ねじれは少なくなりますよ。

また、一度書いた文章を声に出して読み直してみると、ねじれに気付くこともあります。文章の書き方に悪いクセを見つけたのなら、次回からそのクセに注意しながらライティングすることも、成長につながるでしょう。

主語と述語の係り受けを学び直す

子供の頃から日本語に触れている人であればほとんど問題ないですが、日本語を学び始めた外国人などの場合、そもそも主語と述語の係り受けをまだマスターしていない可能性があります。

外国人が話す日本語は発音がカタコトなだけでなく、主語と述語の関係がわかりにくいからこそ、違和感を覚えやすいんですね。

例えば次の会話文。

「ジョニーくん、牛丼、食べる。おいしいよ」

この文章で「食べる」という主語を使うなら、主語は「私」。ジョニーくんに「おいしいから食べて」と言うなら、次の文章になります。

「ジョニーくん、牛丼を食べてみて。おいしいよ」

主語と述語の係り受けに不安がある人は、こうした述語の活用形も含め、主語と述語がどのように呼応しているのかなど、基本から学び直してみましょう。

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