タクシー乗車時のマナー8選!上座の位置関係や支払い時の注意点を徹底解説

社会人になると、仕事でタクシーを使うことが多々あるはず。

上司やクライアントなどの目上の人と乗る時、どんなことに気をつけたらいいのでしょうか?

そこで今回は、ビジネスシーンでのタクシーのマナーを徹底解説します。

上司に頼まれてとっさにタクシーを呼ぶ際にも、このマナーリストをサクッとチェックしておけば安心です。

目次

まずは30秒でサクッとタクシー女者マナーをチェックしよう!

これだけ知っておけば安心!タクシー乗車時のビジネスマナーリスト

①タクシーは事前に止めておく

目上の人がスムーズに行動できるように、行動を先読みすることが大切です。

「行動を先読みする」とは、上司の行動を予測すること。

上司と移動するときは、一足先にオフィスを出てタクシーを止めておく。接待の場合は、そのまま別々で帰るのか、2軒目にいくのか、クライアントを送り届けるのかなどを上司やクライアントの会話から把握し、必要であれば先回りしてタクシーを呼び止めておくなどです。

タクシーは、上司やクライアントの行動を先読みして、すぐに乗り込めるように事前に止めておきましょう。

止めた時からメーターが始まってしまう場合もあるので、早すぎにも注意してください。

また、タクシー配車アプリを使うのもオススメ。先読みしてアプリで手配しておけば、スムーズに準備しておくことができます。

アプリでは手配履歴が残るため、万が一問い合わせが必要になった際にもタクシー会社の名前がすぐにわかり、とても便利です。


『GO』

タクシー配車アプリの中でも人気の高かった『MOV』のリニューアルアプリです。提携タクシー車両に加えて『JapanTaxi』アプリ提携タクシー車両へも配車注文することができます。乗車位置をピンで特定し、支払い方法を選択したらすぐに配車が可能という、手早く簡単に呼ぶことができるのが特徴。

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『Uber』

『Uber 』は世界の 600 以上の空港と 10,000 以上の都市でご利用可能いただけます。配車は、必要なときに依頼できることはもちろん、事前にご予約いただくことも可能。車の種類、大きさ、料金などを指定することができます。

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『DiDi』

この配車アプリの最大のポイントは配車のスピードです。『DiDi』公式によると平均迎車時間は5分なので、注文からタクシー到着までの時間が短くスムーズな乗車が可能です。

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タクシーを拾うときは周りの様子も確認

タクシー乗り場や、タクシー配車アプリを使わずに、流しのタクシーを拾うときには注意が必要です。

  • 周りの交通量が多く危険ではないか
  • 後続車の邪魔になっていないか
  • タクシー降車専用スペースで乗ろうとしていないか
  • 先にタクシーを待っている人の前方で割り込みしていないか

など、周りの様子も確認しましょう。公共のルールを守るとは大前提で、タクシーを利用しましょう。

②大きな荷物は自分から進んでトランクに入れる

目上の人が大きな荷物を持っていた場合、まずは一言「お荷物はトランクにお積みいたしましょうか?」と確認を取りましょう。

確認をとった後に荷物を積む場合は、トランクの中に入れる作業を率先して行ってください。

③目上の人が乗車してから、最後に乗車する

まず目上の人に乗車を促し、全員が乗車したのを確認してから、自分は最後に下座に乗車するようにしましょう。

焦っていたり急いでいる時は、ついつい周りを気にせず乗車してしまいがちですが、全員乗車していることを確認してから乗り込むようにするとスマートです。

④「上座」は「運転席の後ろ」

タクシーの上座は、運転席の後ろになります。目上の人と2人で乗る場合は、運転席の後ろに乗ってもらうようにしましょう。

運転手が左側のドアを開けてくれるため、先に上司に乗ってもらうようにすれば自然と上座に座ってもらえます。

タクシーにおける下座は助手席になりますので、上司やクライアントに上座に座っていただいた後に助手席に乗り込みます。

上座や下座の配置、順番は、『2人以上の時の上座・下座の位置関係を解説!』で後述します。

ただ、乗客に女性がいる場合は中央の席を避け、窓際の席を譲るなどの配慮をしましょう。

後部座席において、中央の一部は足元が一段高く、座りにくさがありますし、女性が男性に挟まれて座ることにならないよう気遣いが必要です。

⑤助手席の人が道案内と支払いを行う

タクシー乗車時のいちばんのマナーは、スムーズな出発、スムーズな下車です。

スムーズに出発するためには、あらかじめ目的地までのルートを確認し、道案内、停車位置を決めることが大切。

雨の日であれば、停車位置は屋根のある場所にしてもらうよう、運転手に伝えるといいかもしれません。

また、スムーズな下車のために、目下の者が支払いをするようにしましょう。

1万円札や5千円札はお釣りが多くなってしまうので、あらかじめ千円札や小銭を多く準備しておくのが理想。

割り勘だとしても、一旦先に支払い、上司やクライアントが速やかに下車できるように行動しましょう。

社内では軽いコミュニケーションを!

移動中の車内では、前向きで明るい話題を振り、軽いコミュニケーションをとるようにしてみてください。

上司やクライアントと狭い空間にいると緊張しやすいですが、コミュニケーションをとると緊張が和らぐかもしれません。

「とにかく急いで」とドライバーを急かさない

大切な会議や列車の時間が差し迫っていても、「とにかく急いで」と言わないようにしましょう。印象が悪くなる原因になりかねません。

急いでいるときは、「◯時◯分頃までに着きたいのですが、間に合うでしょうか?」と丁寧に訊くのがマナーです

間に合わない場合、先方に「10分ほど遅れます」など事前に連絡を入れることも忘れずに!

⑥領収書を必ずもらう

領収書を持っていれば、万が一上司やクライアントが忘れ物をした場合や何かトラブルがあった場合でも、タクシー会社の名前を確認することができます。

経費清算の必要性に関わらず、領収書は必ずもらい、保管しておきましょう。

⑦降りる際は忘れ物を確認する

目上の人が下車した後は、必ず後部座席に忘れ物がないか確認してください。

忘れがちですが、これも目下の者の大切な役目になります。

⑧率先してトランクから荷物を取り出す

大きな荷物をトランクに積んでいる場合は、目上の人に荷物を下ろす作業をさせないよう、積極的に動きましょう。

運転手が下ろす作業をしてくれていたとしても、受け渡しは率先して行うことが大切です。

実はやりがち? 目上の人とタクシー乗車時のNGマナー

①無理に上座を勧める

目上の人に上座に座ってもらいたい気持ちはありますが、目上に人に強制して座席を指定するのは失礼にあたります。

親切心だとしても、まずは相手の意思を尊重して行動しましょう。

もしも自分が上座に座ることになっても、道案内や支払いは目下の役割として行動するようにしましょう。

タクシー乗車マナーは大切ですが、席順がすべてではありません。臨機応変に対応できるようにしておくと良いです。

②先に乗車する

慌てて目上の人よりも先に乗車してしまうのも厳禁。

目下の者が最後に乗車することがタクシーのビジネスマナーの基本です。

上司やクライアントが乗車したのを確認してから乗車するようにしましょう。

③足を組む・広げる

車内で足を組んだり、足を広げて座るのは態度が悪く見えてしまうのでNG。

たとえ後部座席からは見えないとしても、座り方や姿勢にも気をつけることが最低限の礼儀です。

④携帯を頻繁にいじる

道案内のためのルート確認として携帯を見ることは構いませんが、乗車中に黙々と携帯をいじっているのは印象が悪く見えてしまいます。

乗車中は明るく振る舞うことを心がけましょう。

⑤領収書のもらい忘れ

支払いの際に領収書のもらい忘れに注意!

領収書は忘れずにもらい、無くさないように管理しておいてください。

2人以上の時の上座・下座の位置関係を解説!

先ほどタクシーの座席における上座の位置をご紹介しましたが、目上の人が2人以上いるシーンももちろんあるはず。ここでは人数によって変わる席次を端的にご紹介します。

タクシーの座席は基本的に、

「運転席の後ろ→助手席の後ろ→後部座席の中央→助手席」の順に下座とされています。

2人の場合

自分含め2人でタクシーに乗る場合、乗り方が2パターンあります。

「①運転席の後ろ→助手席」または、「②運転席の後ろ→助手席の後ろ」の順に下座となります

基本的には①ですが、上司に後ろの席を進められた場合や、プライベートな話ができる仲である場合は、②で座ることもあります。

3人の場合

自分含め3人でタクシーに乗る場合、

「運転席の後ろ→助手席の後ろ→助手席」の順に下座になります。

4人の場合

自分含め4人でタクシーに乗る場合、

「運転席の後ろ→助手席の後ろ→後部座席の中央→助手席の順」に下座になります。

5人の場合

大きめの車に5人で乗る場合、下座は最も後ろの後部座席(3列目)の助手席側になります。

「運転席の後ろ→助手席の後ろ→助手席→3列目の運転席側→3列目の助手席側」の順に下座となります。

6人の場合

同じく大きめの車に6人で乗る場合、下座は先ほどと同じく最も後ろの後部座席(3列目)の助手席側になります。

「運転席の後ろ→助手席の後ろ→後部座席の中央→助手席→3列目の運転席側→3列目の助手席側」の順に下座となります。

社用車は助手席が上座! 座席の位置関係を把握しよう

タクシーではなく、社用車を使う場合はどうなるでしょう?

社用車の場合、運転手が誰になるのかに応じて席次が変わってくるのです。

社用車は助手席が上座

基本的に、社用車の場合は「助手席」が上座となります。
助手席、運転席の後ろ、助手席の後ろ、後部座席の中央の順で下座となります。

しかし、自社の上司が運転する場合は、自分が助手席に座り、クライアントは後部座席に座っていただくのが正しいマナーとなります。
また、クライアントに運転したいただく場合は、自社の中で最も目上の者が助手席に座ります。

マナーを守って、正しくタクシーを使おう。

今回は、ビジネスシーンにおけるタクシーのマナーについてご紹介しました。

社会人になって初めて仕事でタクシーを使う方も、会食などで目上の人とタクシーに乗る方も、今一度正しいマナーを身につけて、スムーズなタクシー利用をしていきましょう。

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