「どうしても途中で話題がなくなってしまう」
「会話を続けるにはどうしたらいいかわからない」
など、コミュニケーションの取り方で悩んでいませんか?
実は会話が続かないのにはちゃんとした理由があるのです。
そこで当記事では、会話が続かない理由や無理なく会話を続けるコツをご紹介します。
会話はビジネスにおいて重要な要素の1つ
会話はビジネスを円滑に進めるための潤滑油
会話をすることで良好な人間関係の構築が期待できる
といった言葉を耳にしたことはあるはずです。
会話をうまく続けるコミュニケーション能力があれば、
- 相手の信頼が得られる
- 自分の意思を伝えやすい
- 情報共有がスムーズに行える
- 業務効率が向上する
- 職場の雰囲気が良くなる
などのメリットがあるのは事実です。
これらのことからも、ビジネスでコミュニケーション能力の有無が重要視されるのは当然といえるでしょう。
会話の続け方が分からないとコミュニケーションを取るのは難しい
しかし、会話を続けることが難しい人からすると、
コミュニケーション能力が必要なのは理解しているけど、どうしたらいいかわからない…
というのが本音ではないでしょうか。
「コミュニケーション能力を高めろ」「会話をして信頼関係を作れ」といわれても、そもそも会話が続かない理由が分からないのですから簡単ではありません。
仮に勇気を出して初対面の人に話しかけたとしても、
- 途中で言葉に詰まってしまう
- 対処のしかたが分からず沈黙が続く
- 気まずい思いをしながら挨拶だけしてその場を離れる
といったパターンに陥りがちです。
コミュニケーションで失敗すると、話しかけるのが怖くなるものです。結果、余計に会話ができなくなるという悪循環にはまってしまいます。
ですが、会話はちょっとしたコツを覚えるだけで、簡単に改善することが可能です。
会話が続かない7つの理由
会話を続けられない理由は人それぞれ違います。そこで、まずはなぜ会話を続けられないのかを把握することから始めましょう。
会話が続かないのには、次のような理由が挙げられます。
- 会話する材料が不足している
- 相手のことに興味がない
- 会話することに恐怖心がある
- 会話がプレッシャーになっている
- 簡潔に答えすぎている
- 自分の印象が気になる
- 自分に自信が持てない
以下では、会話が続かない理由について詳しく解説します。
1.会話する材料が不足している
もしかしたら、会話のネタがないために話しが途切れてしまうのかもしれません。
例えば友人との会話を思い返してみてください。
共通の趣味を持つ友人とであれば、話題が尽きることはないはずです。
しかし、趣味や興味が分からない相手とは、何を話せばいいのか分かりませんよね。
どんな話題であれば楽しんでもらえるだろう
この話しだと飽きてしまうんじゃないか
など、ネガティブなことを考えすぎてしまい、会話を続けられなくなります。
2.相手に興味や関心がない
会話を長続きさせるには、相手に関心を持つ必要があります。
どうでもいいと思っている相手の話は聞いているだけで苦痛ですよね。
早く会話を終わらせたいと考えるため、返答もおざなりになりがちです。
相手がいくらコミュニケーションを取ろうとしても、あなたがそれを拒絶している場合、会話は途切れてしまうでしょう。
3.会話することに恐怖心がある
もともと日本人は、他者と積極的にコミュニケーションをとりたがらない傾向にあります。
安易に人を信じると自分の身が危険にさらされるため、警戒心が強いのだそうです。
初対面なのにフレンドリーに話しかけている人を見ると、驚きと同時に引いてしまうのはこのためです。
加えて、過去にうまく会話ができずに苦い思いをしたなど、失敗した経験があるとコミュニケーションをとることに恐怖を感じてしまいます。
また会話が続かなかったらどうしよう
相手に嫌われたらいやだなぁ
といった恐怖心が、会話を続けることを難しくしています。
4.会話がプレッシャーになっている
他人に話しかけることがプレッシャーになっていませんか?
面白い話をしなきゃいけない
会話を途切れさせないように話し続けないと
など、会話をすることに身構えすぎているのかもしれません。
会話をすることに精神的な負担を感じてしまうと、コミュニケーションをとることに後ろ向きになってしまいます。
5.簡潔に答えすぎている
相手の質問に分かりやすく簡潔に答えることは悪いことではありません。
むしろ忙しいビジネスシーンでは、端的に正確な表現をすることが好まれています。
しかし、相手との距離を縮めることを目的としている雑談では、簡潔に答えすぎるのはおすすめしません。
相手は言葉のキャッチボールを楽しもうとして話しかけているのに、それをバッサリと断ち切るような返答をすれば、会話が続かないのは当然です。
相手が明確な答えを求めているのか、それとも会話を楽しみたいのかを見極める必要があります。
6.自分の印象が気になる
相手があなたのことをどう思っているかを気にしすぎていませんか?
話しかけて鬱陶しいと思われたらどうしよう
話しがつまらないと面白みのない人間と思われそう
このような考え方をする人は「過去にコミュニケーションで傷ついたことがある」もしくは「評価が低いと受け入れてもらえなかった」などの環境にあったのかもしれません。
7.自分に自信が持てない
自己肯定感が低く自分に自信のない人も、話を続けられない傾向にあります。
会話をしていても、自分の発言が正しいのかが気になってしまうからです。
声が小さく言葉が尻切れてしまい、伝えたいことを最後まで伝えきれません。
聞いている側も内容が理解できないため、返答が難しく会話が途切れてしまいます。
会話を続けるために押さえておきたい3つのコツ
会話を続けるために押さえておきたい3つのコツは以下の通りです。
- 話を聞く
- 相槌を打つ
- 質問する
以下では、会話を続けるためのコツを詳しく解説します。
話を聞く
意外かもしれませんが、会話を続けたいのであれば相手の話を聞くことを重視すべきです。
会話を続けられない人は、沈黙の時間を嫌って無理に話題を作ろうと必死になってしまいがちです。
しかし、いくら話題作りのために情報収集を欠かさなかったとしても、自分から提供できる話題には限りがあります。
持ちネタが切れれば話題も尽きてしまい、会話は途切れてしまうでしょう。
一方、会話の上手な人は自分から喋るよりも、相手に喋らせます。
相手の話をよく聞きながら、自然な形で話題を提供してもらうことで会話を長く続けるのです。
以下では、相手の話を上手に聞くためのポイントをご紹介します。
相手の話を聞くポイント
- 相手7割:自分3割のペースで話す
- 相手の話を遮らない
- 自分のことばかりを話さない
- 相手の話を聞いてから返す
- 相手の感情に共感を示す
- 沈黙を恐れない
会話の頻度は相手が7:自分が3の割合で話しましょう。
自分から話すことが少なく、相手にばかり喋らせるのは申し訳ないと思うかもしれません。
ですが、話を遮ったり否定せずに聞くことで、相手も気持ちよく話を続けることができます。
話すという行為には、ストレスを解消する効果も期待できます。気持ちよく話しているなら、それを邪魔せず耳を傾けてください。
ただし、聞いているだけでなく「相槌」や「質問」をしましょう。
相手の話の中に「何が好きなのか」「どんな趣味を持っているのか」などの情報が隠れています。それらの情報を汲み取り、相槌や質問をすることで会話を続けることができます。
傾聴は信頼関係の構築にも役立つ
他人の話を聞くという行為は、信頼関係の構築にも大いに役立ちます。
米国の臨床心理学者カール・ロジャーズが提唱した「積極的傾聴」は、カウンセリングの技法のひとつです。
「共感的理解」「無条件の肯定的関心」「自己一致」という3つのポイントを押さえながら、相手の言葉に耳を傾けることで信頼関係を構築します。
信頼関係の作り方や傾聴については、以下のページで詳しく解説しています。
相槌を打つ
コミュニケーション能力が高い人は、相手の言葉に対して上手に相槌を打っています。
あなたが喋っている時に「そうなんですか?」「すごいですね」といった具合に相槌を打ってくれると「ちゃんと話を聞いてくれている」と感じませんか?
会話の合間に的確なタイミングで相槌を返すことで、相手も気持ちよく話を続けることができます。
聞き上手な人は、次にご紹介する5つの相槌を使い分けています。
- 単純相槌
「はい」「なるほど」「へー」など、短い相槌をいいます。単純相槌をすることで、相手は聞いてもらえていると感じることができます。
- 反復相槌
相手の言葉に対してオウム返しすることをいいます。
例えば
「先日〇〇に行ってきたんですよ」
という相手の言葉に
「へー、〇〇に行ってきたんですね、どうでしたか?」
といった具合に、相手の言葉をそのまま返します。
反復相槌をすることで「自分の話を理解してもらえている」という安心感を与えることができます。
ただし、むやみやたらに使いすぎると「馬鹿にしてる?」と、相手に不信感を与えてしまいます。他の相槌と合わせて、適度な頻度とタイミングで使うことが重要です。
- 要約相槌
相手によっては頭に浮かんだ言葉をそのまま口にしてしまう人もいます。あなたの身近にも、喋っているうちに話しの内容が散らばってしまう人はいませんか?
そのような人に「つまり〇〇ということですか?」のように、話をまとめて聞き返すのが要約相槌です。
話の内容が散らかってしまうと、話している本人も理解してもらえるか不安になるものです。そのような時に要約相槌をしてあげることで「理解してもらえてた」という安心感が生まれます。
- 共感・同調相槌
相手の気持ちに寄り添い、共感や同調を示しながら行う相槌をいいます。相手が楽しそうにしていたら、あなたも相手の感情に共感・同調して楽しそうな口調や雰囲気で答えます。
相手が悲しそうであれば「それは悲しいですね」と、相手の感情に寄り添って相槌を返してあげます。
共感・同調相槌を行うことで、相手と信頼関係を築くことができます。ビジネスにおいて、信用・信頼は重要な要素です。
会話を続けるだけでなく、相手との距離を縮めるためにも身に着けておくことをおすすめします。
- 推進相槌
相手が言葉に詰まったときなどに、話を促す相槌です。
相手ばかり話していると「喋り過ぎかな」と心配になってしまうものです。遠慮して会話を中断されてしまうと、会話は途切れてしまうでしょう。
そこで、相手が話を止めようとしたしたタイミングで「それでどうなったの?」「続きが気になる」など、話を促してあることで会話を続けることができます。
質問する
相手の言葉を引き出す方法として、質問は重要な要素です。相手の話に対して相槌を打ちつつ、しっかりと耳を傾けます。
すると、会話の中で相手の趣味や興味、関心のあることなどが話題に上がるはずです。それを汲み取って、上手に質問をしてあげましょう。
例えば「休日はなにをしているんですか?」というあなたの質問に、相手が「料理をしています」と答えたとしましょう。
これに対して相槌を交えながら
料理ができるんですか?すごいですね!ちなみにどんな料理が得意なんですか?
といった具合に、質問を投げかけることで会話を深掘りすることができます。
ただし、一方的に質問をし続けるのは止めておきましょう。
相手のプライベートを根掘り葉掘り聞き出すのは、相手に不快感を与えかねません。
また、しつこく質問すると尋問されていると思われかねないため注意しましょう。
ノンバーバルコミュニケーションも重要
ノンバーバルコミュニケーションとは、言葉で伝える以外のコミュニケーションのことをいいます。
表情、声、仕草、服装、体臭など、人間の五感に働きかける要素がノンバーバルコミュニケーションにあたります。
例えば、あなたの話に対して相手が無表情だったら「退屈なのかな?」と、不安になりませんか?
対してあなたの話に笑顔で相槌を打ったり、身振り手振りで仕草を付けてくれたら話しやすいはずです。
このように、言葉以外で感情を伝えるノンバーバルコミュニケーションは、会話をスムーズに進める上で重要です。
会話の材料におすすめな「木戸に立てかけし衣食住」
友人など親しい間柄の人が相手であれば、話題に事欠くことはありません。しかし、初対面の人にはどんな話題を出していいか迷ってしまうものです。
そのような初対面の人との話題作りのキッカケとして役立つのが「木戸に立てかけし衣食住」です。
- 木:季節
- 戸:道楽
- に:ニュース
- 立:旅
- て:天気
- か:家族
- け:健康
- し:仕事
- 衣:衣料
- 食:食
- 住:住居
これらは多くの人にとって身近な話題であり、会話の材料にしやすいため昔から使われてきました。
初対面の人との会話でどう切り出していいか迷った時のために、覚えておくことをおすすめします。
会話が続かない人も練習次第で克服できる
当記事では今回、会話が続かない理由と会話を続けるためのコツについて解説しました。
会話が続かないのは、主に次のような理由が挙げられます。
- 会話する材料が不足している
- 相手のことに興味・関心がない
- 会話することに恐怖心がある
- 会話がプレッシャーになっている
- 簡潔に答えすぎている
- 自分の印象が気になる
- 自分に自信が持てない
会話を続けられず苦手意識のある人は、会話をするコツを身につけることで自信を身につける助けとなります。
知識を得たらぜひ実践してみてください。会話に慣れるために、多くの経験を積みましょう。