Roasterの社長室 第2弾。早稲田にオフィスを構える編集プロダクションが、なぜカフェを始めたのか?

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ロースターの気になるあれこれを、大崎社長に直撃インタビューする新企画。

社員も知らない会社や社長の考えていることを、ロースターの新人たちが根掘り葉掘り聞き倒します!

第2回のテーマは「なぜ、編集プロダクションがカフェを始めたのか?」。

世の中の変化を迎える風の時代ともいわれ、さらにはコロナ禍真っ只中。そんな中、早稲田にオフィスを構える株式会社ロースターは念願のコーヒーショップ、「夏目坂珈琲」を自社ビル一階にオープンしました。

早稲田駅から徒歩5分。作業や勉強もできる開放的で居心地のいい店内。

カフェ経営に至るまでの経緯や理由、夏目坂珈琲へかける大崎社長の想いを、同じ広島出身の安田が聞いてみました!

安田

入社前に社長にインタビューだなんて恐縮極まりないですが、どうぞよろしくお願いいたします。

大崎

いえいえ! ざっくばらんになんでも聞いてください。

ロースターって名前を会社名に付けるくらいにはコーヒーは好きだったので、今日はいくらでも話しますよ!(笑)

第1弾はこちらから▶︎Roasterの社長室 第1弾。 多様な働き方が当たり前になった風の時代に、自社ビルを持ったワケとは?

目次

様々な人が行き交うところでアートやクリエイティブは生まれる

安田

早速ですが編集プロダクションであるロースターがカフェ「夏目坂珈琲」を始めた理由はなんでしょうか?

大崎

もちろんコーヒーショップやカフェには興味はありました。

ですが、飲食店をやりたかったというより、風通しの良い会社にしたかったのが理由です

安田

風通しのいい会社。

大崎

僕が考えている「風通しの良さ」ってのは、前回にも話したけどコミュニケーションの活発さや潤滑さのこと。

いろんな人や情報が行き来する場所にしたいと思っていて。

安田

なぜそのように思ったんですか?

大崎

昔所属していた雑誌の編集部がきっかけですね。マガジンハウスの編集として一時期編集部にいた時のこと。

その編集部に憧れもあったし、実際入ったら超イケてる編集部だったんだよ。

安田

その話、もっと詳しく聞きたいです!

大崎

昔の編集部は、よくわからない人がたくさん出入りしていたんだよ(笑)

例えば、ロースターの副社長でもある笹ともそこで出会いました。
初めて会ったとき、笹は腰くらいまでのロン毛でネイティブアメリカンのような格好をしていて、どうみても古着屋の店員にしか見えなかった。

この人たちが原稿を書けるのか? って感じでさ。

安田

ロン毛でネイティブアメリカン(笑)
面白いお話です! 私も昔の編集部を見てみたかったなあ。

大崎

でも、そういう人たちが面白い情報やアイデアを持ってくるから、出来上がった雑誌が売れていたと思う。

もちろん昔のまんまを再現することはできないけど、今の時代ならカフェスペースを作って皆で話したりする中で、新しいアイデアが生まれて良いものができれば良いなと思ったんだよね。

安田

なるほど、情報が交流する場所としてカフェを考えていたんですね。

富ヶ谷オフィスのときから、インターン生として出入りさせていただいておりましたが、キッチンスペースで社員の方々が楽しそうに話していて素敵だなと思っていました!

大崎

やっぱりみんなが交流できる場所があるといいよね。

安田

気になってたんですが、ロースターという社名をつけられたことは、今回のカフェ作りに関係はありますか?

大崎

はい! 実は、関係あります。

僕自身コーヒーが好きなのもありますが、おかげさまで、これまでにスターバックスやUCCなどコーヒー関係の仕事もさせていただいていますし、やらないの? と聞かれたこともありました。

キャットストリートにオフィスがあった頃は、ロースターっていう看板を見てカフェだと思って入ってくる人もいて。

でも無理してやる必要はなくて、単純に今がタイミングだったのかなあって思ってる。

安田

新たな挑戦、ですね。

今回、いろんな人や情報が行き交う場所としてカフェを作ったと思うんですが、その想いを設計やデザインに落とし込んだところはありますか?

大崎

まず、アイランドキッチンですね。

安田

アイランドキッチンがあるカフェはなかなか珍しいですね。

大崎

ただ、少し抵抗感もありました。壁に寄せればもっと席数取れるようになるし、働くスタッフからしたらオペレーション的にも効率が悪い。

でも、このカフェは客数を増やして売り上げを求める目的で作るわけじゃない。
見た目も開放的に見えるし、なにより、人が行き交う回遊性が高いのでこのかたちにこだわりました。

大崎

それから、なるべく多くの窓を取り付けて、より開放的に見えるようにしました。

親しみやすいカフェをイメージして、入り口には縁側をデザインしました。

アイランドキッチン:調理スペースやシンクなどが島(=アイランド)のように独立しているタイプのキッチンのこと。
入り口には日本の和風建築特有の縁側を設計。
安田

全てにルーツや背景、意味が込められているんですね!

大崎

そうですね。

そしてもう一つ、今回のコンセプトには、日本の魅力と北欧の魅力をどちらも表現できたらいいなというのが大前提にあります。

安田

夏目坂珈琲のマグカップや食器も、日本と北欧のブランドのものを取り入れているのはそのような理由があるからなんですね!

ロースターが作る意味、僕が作る意味

 

安田

夏目坂珈琲のドリンクやフードでは、広島や瀬戸内のものを多く取り扱っていますよね。それにも理由があるんでしょうか?

大崎

はい、もちろんあります。

やると決めたら、ロースターがやる意味、僕がやる意味をちゃんと持ちたいと思っていて。

僕が広島出身というのもありますが、ルーツである瀬戸内の海はレモンの生産が日本一で温暖な気候があって天気も良い。

そういう穏やかさって今の時代にもあってるんじゃないかと思って。

安田

このようなご時世だからこそ、穏やかさや優しさが大切ですね。

大崎

なんか瀬戸内海は人を優しくしてくれるような要素がある、っていつも感じるんだよね。

そういうところに紐付けられたらいいなあと思って宮島のコーヒーや瀬戸内ものを選びました。

安田

コーヒー豆は、広島の伊都岐珈琲さんいブレンド・焙煎していただいた「夏目坂ブレンド」を提供しているとお聞きしました。

広島の数ある珈琲店の中から、伊都岐珈琲さんを選んだのはどうしてですか?

大崎

自分の信頼している人からの紹介で、ご縁があったからです。

初めは、僕がお茶を習っている先生から、宮島の歴史ある宿のおかみさんを紹介してもらいました。そして、そのおかみさんから伊都岐珈琲の社長さんを紹介していただいたんです。

宮島に焙煎所を構える伊都岐珈琲より夏目坂珈琲のためにブレンド・焙煎した「夏目坂ブレンド」
安田

そうだったんですね!

大崎

今の時代、インターネットを使えば簡単に美味しいのを調べることもできます。

でも一方で、ご縁って大事だと僕は思っていて。

広島は自分のルーツでもあるし、大事にしている人や信頼している人のご縁って大事したいなあって思ったんだよね。

最近は、特にコロナ禍っていうのもあって、縁の大切さをより感じます。

安田

リモートワークも普及して、人と会う機会も減りましたよね。

今後仕事をしていくうえで様々な人に出会うと思いますが、大崎さんのように自分に関わっていただいた方々に常に感謝の気持ちを持って働いていきたいです。

大崎

やっぱり会って話すことって大切で、贅沢な時間だなと改めて思うよ。

しかも、自分の信頼している人からの紹介ってすごい特別に感じるし、自分が自信を持って勧められるのもいい。

ネットで調べて口コミだけで選ぶだけなら、僕がやる意味がない気がしてしまう。

人の心に残るのはストーリーだと思っているから、それを説明出来ることが大切だと思っています。

安田

ストーリー……なるほど、確かにそうです。

大崎

「どうしてこれを選んだんですか?」って聞かれたら、選んだ理由を答えれるべきだと思うんだよね。

「見た目がオシャレ」「美味しい」、そういうのも大事だけど、作る側は説明できなければいけない。

そして何より、そういうストーリーや魅力を伝えることが、僕たち編集者の仕事でもあると思います。

安田

勉強になります!

大崎

他にも、夏目坂珈琲にはなるべくヘルシーでサステナブルなものを置くように心がけています。

例えば、精製したお砂糖ではなく、てんさい糖やココナッツシュガーを使っています。

フードも、なるべくビーガンやグルテンフリーを選んでますね。

安田

さすが、時代にも沿ったモノづくりをされているのですね。

ズバリ、大崎さんがモノを選ぶときのに気をつけている点は?

大崎

一番はさっき言った、きちんと理由の説明できるものを選ぶことかな。

直感では「かっこいいから」「オシャレだから」「美味しいから」とか色々あると思う。だけど、自分が「これがいい!」って思ったものにどれだけ説明できるかが大切だと思います。

直感でいいと思ったものに対してどうやって論理構築していくかが、楽しいしクリエイティブだと思うね。

地域の方々に愛される空間作りを目指して

安田

オープンにあたって、お客様の反応はいかがですか?

大崎

とても好評でした! コロナ禍の新しい挑戦に勇気をもらってくれる人もいましたね。
それから、やっぱりみんなに「オシャレ」「コーヒーが美味しい」と言ってもらえると嬉しいです。

安田

大崎さんが目論んでいた、人の交流が生まれ始めていますね!

私は今、夏目坂珈琲のインスタグラム運営をやらせてもらっていますが、ホームページにも力を入れて魅力発信に貢献したいと思います。

大崎

発信に関しては、まだまだ不十分で課題点だと思っています。

SNSの特性として、アウトプットするとリアクションがすぐもらえるから、需要がわかりやすい。

アウトプットを繰り返して、お客さんが何を求めているかをリサーチするようにしたいね。

大崎

それから、特に地域との繋がりを重視したいと思っています。既に来てくださっている常連のお客様も、当たり前だけど大切にしたい。

オープン当初は近所にお菓子やドリンクチケットを持っていき、僕たちの感謝の気持ちを伝えました。

夏目坂珈琲として、来店してくださる近隣の方々に対してどうやって貢献していくかを考えています。

安田

地域に愛される空間作りは、カフェにとって大事なことなんですね。

「編集」とは何か

安田

今回は、お話を伺う中で大崎さんがカフェを始めた理由や想いがとても伝わってきました。

大崎

編集プロダクションがカフェをするっていうと、意外に聞こえるかもしれない。

だけど、僕としては「編集者とは何か」ってことを考え続けた先に、カフェがあったんだよね。

集めて編むことに関して言うと、共通する職種はたくさんあって。それこそ、カフェ作りとか会社のデザインも雑誌編集と同じ感覚で出来るのではないかなと思っています。

大崎

さらにもう一つ。僕は49歳の誕生日のときに決めたことがあって。
それは「今後10年は今までやってきたことの伏線回収をする」。

僕は今まで色々なことをやってきていて、どれもいい経験だったからこそ、今までやってきたことを意味のあるものにしていきたいと思ってる。

今までしてきたことを、人脈も含めて活かしていきたいなと思っています。

安田

まさに、広義の編集ですね。

大崎

アートやクリエイティブが生まれるところっていわゆるサロンのようなところだと思う。

そんな場所を作りたい、と思ったのがカフェを始めた理由です。

\ぜひお気軽にお立ち寄りください/

夏目坂珈琲公式HP:https://www.natsumezaka.coffee/
夏目坂珈琲Instagram:@natsumezakacoffee

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