買い物に出かければ用もないのにLOFTやPLAZAをうろうろ……
文具コーナーってなぜあんなにも時間を忘れてしまうのでしょう。
さかのぼれば、小学生頃の私の楽園は「サンリオ」。「推し」のキャラクターの鉛筆1本を選ぶ時間がたまらなく幸せでした。
それは今も変わらず、私にとって文具は「癒し」。見ているだけでも幸せになれる愛しい存在なんです。
そんな小さな幸せをみなさんにお裾分けすべく、私の独断で選んだ「癒しの文具」を少しずつご紹介できればと思っています。
スタビロ チューブ型蛍光ペン
<特徴>
❶筆記距離が225m
❷4時間キャップをしなくても乾かない
❸キャップで自立する
通販URL:https://www.yodobashi.com/product/100000001003774410
最近目に留まったのが、リップグロスのようなユニークな形の蛍光ペン。
この見た目に、 女性なら心をつかまれてしまう人も多いのではないでしょうか。無造作にポンッと置くだ けで、机の上が「映え空間」に早変わり。
おもちゃっぽいチープさが良いのですが、意外と実力派なんです。
しっかりと文字をマーキングしてくれる鮮やかな発色、筆記距離は約 225m で、よくある蛍光ペンの約 2 倍⻑持ち!
それだけじゃなく、「4 時間キャップを 外した状態でも乾かず使える」←これ、私にとっては重要ポイント(ずぼらな性格ゆえ、 キャップを閉め忘れることが時々あるため......)。
こんな風に自立するところも良き! 机の端に並べて飾っておくことだってできちゃいます。
この蛍光ペンを販売する「スタビロ社」は165年以上の歴史を持つドイツの老舗筆記具メーカー。なんと、1971年に世界で初めて蛍光ペンを発表したのがこの「スタビロ社」なんだそう。
そのときに発売された「スタビロ ボス」は現在でも変わらぬデザインで、蛍光ペンのシェア世界一。かわいいだけじゃない、実力にも納得です。
お仕事をする上で欠かせない蛍光ペン。私が必ず使うシーンは、「校正・校閲の赤字をチェックするとき」です。
ゲラが戻ってきたらプリントアウトして、ひとつひとつ赤字をチェックしながら、原稿を修正したら蛍光マーカーでしるしをつけます。保留にしたい部分は丸で囲んで後で分かりやすいようにします。
デジタル化の時代に「いちいちプリントアウトするのはエコじゃない」と言われてしまうかもしれませんが、私はこの作業を手書きで行うことが「仕上げの儀式」のようでとても好きな時間です。
ハイタイド レシートホルダー
<特徴>
❶7つの仕切りで分けられる
❷PU(ポリウレタン)レザー&紙製で軽い
❸17色のカラーバリエーション
通販URL:https://www.hightide-online.jp/c/category/stationery/file/case/item-df073
そしてもうひとつご紹介したいのがこちら。何に見えますか?
お財布のようですが、「レシート収納」なんです。溜まっていくレシートを、いい方法で保管できないかな〜と考えていて見つけました。
編集の仕事では、同時に複数の企画を担当することが多いのですが、精算は「各企画ごと」になります。
そのため、まとめて保管をしていると、精算のときに「仕分け」から始めなければいけません。特にタクシー代や100均の領収書などは何の企画で使用したのか分からなくなりがち。
こちらの商品はこのように7つに仕切られていて、企画ごとにレシートを保管できるところが便利! これなら精算時の「仕分け」の作業をなくすことができます。
メーカーは手帳を始めとした文具・雑貨を扱う「ハイタイド」。 PU(ポリウレタン)レザーを使用した「パヴォ」シリーズとして、レシートホルダー以外にもブックカバーやカードホルダーなども販売されています。
PUレザーはすべすべとして手触りがよく、蛇腹部分は紙でできているので軽いところもお気に入り。ゴムがついているので、かさばりも最小限に抑えられます。
カラーは17色(!)あり、その他のカバンの中身とコーディネートするのも楽しい♪
しかも、お値段¥770(税込)なんですよ!
本来は無地なのですが、撮影小道具として購入したチケット風のシールがあったので、ペタペタ貼ってカスタムしてみました。
苦手な「整理整頓」もお気に入りの収納グッズがあれば、無理なく楽しくできそうです♪
仕事をする上でも必需品の文具。常に身近にあるものだからこそ、「気分が上がるもの」を選べば日々の幸せ度がちょっとだけアップしそう。
引き続き、文具コーナーをうろうろしながら、「私の癒し」をシェアしていきますね!
撮影/菅原 景子 編集/豊泉 陽子(Roaster) デザイン/大倉 詩穂(Roaster)
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