ロングテールワードとは?上位表示とCVR向上に効果的なSEO対策の方法

2020 3/10
ロングテールワードとは?上位表示とCVR向上に効果的なSEO対策の方法

SEO対策において外すことのできない考え方である「ロングテールワード」とは、どのようなものなのでしょうか。

本記事では、ロングテールワードの特徴やメリットを、言葉の成立した歴史や概念などとあわせてわかりやすく解説。

さらに、ロングテールワードを用いたSEO対策であるロングテールSEOの実施にあたって、押さえておきたい5つのポイントについても説明します。

目次

ロングテールワード(ニッチキーワード)とはどんなもの?

ロングテールワードはニッチキーワードと呼ばれることもある検索キーワードのことで、検索キーワードの選び方やコンテンツ作りにおいて、非常に重要な位置を占める存在です。

複数のワードを組み合わせた検索キーワード

ロングテールワードは一般的に、3語から4語程度の複数の単語を組み合わせた検索キーワードを指します。

たとえば、「渋谷 マンション 賃貸 駅15分」のようなキーワードの組み合わせ例がロングテールワードと呼ばれます。

複数単語を組み合わせることで条件が絞り込まれているため、検索ボリューム(どれくらい検索されているかの数)が小さく、スモールワードと呼ばれることもあります。

一方で、「渋谷 マンション」のように1語から2語程度のキーワードの場合、検索ボリュームが多くなるためビッグワードと呼ばれます。

検索ボリュームの多いビッグワードで検索順位を競うのではなく、数は少ないものの条件の絞り込まれた「ニッチな」キーワードで上位表示を目指すのが、ロングテールワードを用いたSEOすなわち「ロングテールSEO」なのです。

ロングテールの概念

では、ここで言う「ロングテール」とは、いったいどのような意味なのでしょうか。

ロングテールとは、米誌Wired Magazineの編集長クリス・アンダーソン氏が2004年に提唱した理論です。

従来のマーケティングでは、上位2割の人気商品が売上全体の8割を占める「パレートの法則」が一般的でした。

ところが、インターネットを活用した販売では、1商品当たりの売上は少ないニッチな商品が、売上全体の8割を占めるという逆の現象が生じていたのです。

この状況を、横軸が商品、縦軸が商品ごとの売上という棒グラフにすると、ニッチ商品が売上の多くを占める様子が「長い尻尾」に見えることからロングテールと名付けられました

今では、インターネットや検索の活用において、ロングテールワードによる流入の確保は不可欠と言えるでしょう。

ロングテールSEOの特徴とメリット

複数ワードを組み合わせるロングテールSEOには、どのような特徴やメリットがあるのでしょうか。

ここでは、おもな3つのポイントに絞って解説します。

ユーザーの検索意図(インテント)とマッチしやすい

先述したキーワードの例をもう一度見てみましょう。

  • 「渋谷 マンション 賃貸 駅15分」(ロングテールワード)
  • 「渋谷 マンション」(ビッグワード)

両者を比べてみると、ビッグワードの方が検索意図が曖昧であることがうかがえます。

条件がざっくりとしすぎているため、「渋谷駅なのか渋谷区なのか」「新築を探しているのか」「中古を購入したいのか」「住み心地や評判を知りたいのか」「価格感を知りたいのか」など、ユーザーが本当に探しているのはどんな情報なのかが見えにくいのです。

一方、ロングテールワードになると、ユーザーの検索意図が非常に見えやすくなります。

キーワードの時点で「渋谷駅から徒歩15分圏内の賃貸マンションを探している」というインテント(を簡単に推測できますね。

ユーザーの検索意図が明確なため、それをキーワードとして設定したコンテンツならば、非常にマッチしやすくなっているのです。

競合が少なく上位表示されやすい

ビッグワードは検索ボリュームが大きい、つまりそれだけ多くのユーザーに検索されており、検索結果からサイトへの流入数も多くなることが期待できます。

しかし、検索ボリュームが大きいことが、必ずしも自サイトへの流入につながるとは限りません。

むしろ、競合相手が多くなり、しかも上位には強い相手が増えることから、検索結果で上位に表示されることがまったく期待できないこともあります。

一方で、ロングテールワードは条件が絞り込まれたニッチな検索キーワードです。

確かに検索ボリュームは小さくなりますが、そもそも競合が少ないので検索結果で上位表示されやすくなるのです。

コンバージョンにつながりやすい

複数のワードを組み合わせたロングテールワードには、それだけ細かくユーザーの検索意図が反映されています。

ぼんやりとした検索ではなく、「これをしたい」「あれを知りたい」「それを解決したい」など、具体的かつ明確な意図を持って検索しているのです。

そのため、その検索意図に応えてくれるコンテンツやサービスがあれば、利用したい・活用したいと感じるユーザーも多くなります。

つまりロングテールワードには、ビッグワードに比べてコンバージョンにつながりやすいという非常に大きなメリットがあるのです。

効果的なロングテールSEOを実施するための5つのポイント

続いては、ロングテールSEOを通じて検索結果の上位表示やCVR(コンバージョン率)向上を目指す際に押さえておきたい、5つのポイントをご紹介します。

検索意図の調査とキーワードの選び方

ロングテールワードSEOの実施にあたっては、キーワードの選定が何よりも重要になります。

まずは、ユーザーがどのような意図で検索行動を取っているのか、またその際にどのようなキーワードを用いているのかを調べましょう。

サジェストワード・関連キーワードの調査

検索意図を把握するためには、キーワードを検索枠に入力した際に表示される「サジェストワード」や、検索結果画面に表示される「関連するキーワード」を調査します。

これらの調査には、「goodkeyword」や「グーグルサジェスト キーワード一括DLツール」などのツールが活用できます。

また、Q&Aサイトなどを参考にして、ユーザーの悩みや課題を探ってみるのも効果的です。

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検索ボリューム(検索数)をきちんと把握する

ロングテールワードを選ぶ際には、そのキーワードの組み合わせでどれくらい検索されているかという検索ボリュームについても、しっかりと把握する必要があります。

検索ボリュームはGoogle広告(旧・AdWords)内のツールである「キーワードプランナー」などを用いて調べることができます。

極端に少ない検索ボリュームには注意

この際、とくに注意したいのが「十分なトラフィックを期待できるだけの検索ボリュームか」という点です。

ロングテールワードには、確かに「競合が少なく上位表示しやすい」という特徴があります。

しかし、あまりに検索ボリュームが少なすぎる、つまりニッチすぎるキーワードの組み合わせだと、そもそもの分母となる検索数が少ないために、たとえ上位表示できてもトラフィックをまったく稼げない可能性があるので注意しましょう。

検索意図に応えるコンテンツを作成する

ユーザーの検索意図と用いられるキーワードが把握できたら、その検索意図に適切に応え、ユーザーが満足できるようなコンテンツを作成します。

既存のコンテンツを見直して、改めて検索意図に応えるように編集するのも効果的です。

また、サイトの位置づけや役割にもよりますが、コンバージョンまでを意識したサイト内の導線設計(サイト内リンクやメニューなど)も考慮しましょう。

ロングテールワードをキーワードとして設定

当然ながら、選んだロングテールワードがコンテンツにキーワードとして盛り込まれていなければ、検索結果でヒットすることはありません。

対象となる複数のキーワードをしっかりとタイトルや見出しに設定し、それを反映したコンテンツ内容にしていきましょう。

また、基本的には1つのロングテールワードの組み合わせに対して、1ページを用意するようにします。

1ページにあまりに多くのキーワードを詰め込みすぎるのは、SEO的にも情報のわかりやすさ的にも良いことではありません。

効果測定と改善を欠かさない

ロングテールSEOの場合も、通常のSEOと同様に効果測定と、それに基づく改善を続けることが不可欠です。

実際に、どのようなキーワードの組み合わせで自サイトが検索結果画面に表示されたのか、そのロングテールワードで何回表示され、どれくらいクリックされたのか。

こうした情報はGoogleのツールである「Google Search Console」で把握できます。

また、CVRの向上までを見据えるなら、「Google Analytics」などのツールを用いて解析することも必要。

常に効果測定と改善を欠かさず、PDCAを回しながらSEO対策を進めていきましょう。

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